ソースコードは隠さない
ソースコードは隠さない
先週記載したブログ「オープンビジネスに関して」の中で、「オープン」つながりで、「オープンソース」に触れたのですが、考えたことを記載いたします。
かつて、プログラマにとって、ソースコードを持っていることは強みだったのではないかと思います。
短いコードで、メモリを使わない、素晴らしいコーディング描く能力は素晴らしく、職場等でも、ソースコードを持っていると、「この人にお願いしないといけない」ということで、安定的に仕事が入るという状況が生まれたのではないかと思います。
しかし、時代は少しづつ変わり、オフショア開発が進んだり、一人でコーディングして完結するプロジェクトが無くなり、ソースコードを抱え込むことが難しい時代になったのではないかと感じます。
フリーソフトからオープンソースの時代へ
また、ソフトウェアを配布する方法も変わってきたかと思います。
かつて、Windowsを使うときは、「窓の杜」でフリーソフトを探していたのですが最近見に行かなくなったと感じる人は多いと思います。
クラウド化が進み、Webアプリ上に機能があるため、インストールが必要でソースコードを公開しないWindowsのフリーソフトのニーズが無くなったのだろうと勝手に思っていたのですが、AIなどの新しい技術を調べるとオープンソース側で公開されていることが多く、オープンソースの時代に変わってきたのを感じます。
余談ですが、Google トレンドで「窓の杜」と「Github」を比較すると、ここ10年で「Github」を検索する人が増えていることがわかります。
つまり、フリーソフトからオープンソースの時代がすでに進んでいることがわかります。フリーソフトは無料で配布する「便利なツール」ではありますが、オープンソースでは、「ソース管理」と「コミュニティ」の機能があるからではないかと思います。
ソースコードは隠さない
ソースコードを抱え込むことが価値になる時代が終わり、フリーソフトを活用する時代から、オープンソースの時代に変わる流れを説明しました。
オープンソースの素晴らしいところは、単にソースコードを公開するだけではなく、ソースコードを無料で管理することができ、「コミュニティ」が生まれていることです。
また、これからの時代、ソースコードをAIが書いてくれる時代になりますので、ソースコードの価値は低くなっていく時代になると思われます。
つまり、ソースコードを隠すよりも、ソースコードを共有し、そこから生まれる「コミュニティ」こそが重要で持続性があるということです。ソースコードを隠さず、オープンに話し合うことで持続性のある「コミュニティ」を作っていきましょう!!