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シーズとニーズからウォンツ

シーズとは

シーズ(Seeds) とは、「種」です。新しい商品やサービスを生み出すための「種」となる技術やアイデア、ノウハウ のことを表します。

シーズ起点でのビジネスとは、開発者や生産者の目線で製品やサービスを生み出すため、革新性や独自性を持った製品やサービスを生み出すことができます。

ニーズとは

ニーズ(Needs)とは、人間が何かを「必要」とする状態のことです。「これが欲しい」、「これが必要だ」という顧客が商品やサービスに対して抱いている要求を表します。

ニーズ起点でのビジネスでは、顧客の目線で製品やサービスを生み出すため、顧客の満足度が高く、売れる製品やサービスを生み出すことができます。

シーズなのか?ニーズなのか?

シーズなのか?ニーズなのか?という問いを考えた時、新しい製品やサービスを開発する際は、もちろん「シーズ」がベースとなりますが、売上がある場合は「ニーズ」がベースとなります。

ただし、
シーズ起点で製品やサービスを提供するときは、「顧客の要望は何か?」「本当に売れるのか?」を考えることになります。

シーズ起点で製品やサービスを提供するときは、商談がベースとはなりますが、「本当に開発できるのか?」「自分たちが取り組むべきなのか?」を考えることになります。

つまり、
シーズ起点なら、ニーズについて考えることになり、
ニーズ起点なら、シーズについて考えることになるということです。

結果として、自分たちができること、顧客欲しいものを繰り返しながら、製品やサービスを成長させていくことが重要となります。

ウォンツとは

ウォンツ(Wants)とは、人間が何かを「欲しい」という状態、つまり欲求のことです。顧客が商品やサービスに対して抱いている具体的な「欲しい」という気持ちのことを表します。

ニーズは、顧客が何かをする上で必要なもの。
ウォンツは、ニーズを満たすための手段、またはそれ以上のものを求める気持ちのため異なります。

現代社会では、製品の機能や性能、品質に大きな差はなく、「シーズ」があって、「ニーズ」を満たすだけでは、製品やサービスが売れなくなってきています。

シーズとニーズからウォンツ

スマートフォンが出てきたときのことを考えると、
 1.Apple社には、PCに加え、小型の音楽プレイヤーiPodを開発する技術がある
 ⇒シーズ起点でスマートフォンの開発
   2.顧客は、携帯、音楽プレイヤー、インターネット、様々な機能があり、持ち運べる1つのデバイスが必要
 ⇒ニーズがある
 3.iPhoneがブランド化し、デザインも良く欲しい
 ⇒シーズとニーズを繰り返し、ウォンツが生まれる

という流れが出来たのではないかと思います。 

結果として、何か新しいことを始めようと考えるときは、
 1.自分(自分たち)に何ができるか?(シーズ)
 2.顧客が必要か?(ニーズ)
   1と2を繰り返す。
 3.顧客が欲しいか?(ウォンツ)
としていくことが重要で、最初から1,2,3をイメージしておくことが大切です。
シーズとニーズからウォンツを生み出していきましょう!

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