Will-Can-Mustで行動しよう
Will-Can-Mustとは
Will Can Must は、リクルートが提唱したフレームワークで、仕事やキャリアデザインなどを考える際に用いることができるフレームワークです。
Willは「やりたいこと」・Canは「できること」・Mustは「すべきこと」です。この3つの要素を整理することで、自分が取り組むべき内容を整理することができます。
重なりが重要
Will-Can-Mustのフレームワークを考える際に重要となるのは、「重なり」です。
やりたいことだけやっていても、世の中で必要とされていないというのは良くないですし、できることばかりだとつまらない、すべきことだけをやり続けても長続きしません。
Will-Can-Mustの重なり領域を見つけ、バランスをとることが重要となります。
①、②、③の番号に従って、Will-Can-Mustの重なり領域はどういう状況か見てみます。
①WillとCanの重なり
やりたいことで、できること ⇒ 世の中から求められるか不明
例:まだ売れていない芸人やYouTuberなど、やりたいけれども世の中に認められていない状態
WillとMustの重なり
やりたいことで、すべきこと ⇒ 経験が足りない
例:新入社員のように意欲はあるが、上司から仕事を渡せれ続けて、自立できていない状態
CanとMustの重なり
できることで、すべきこと ⇒ これで満足なのか?
例:単純作業を行うアルバイトなどのように、日々同じ作業を繰り返してはいるが、永遠にこれで満足だろうかという状態
2つの重なりだけではダメで、Will-Can-Must 3つが重なる★の位置を目指すことが重要となります。
つまり、
仕事が認められないと感じる⇒世の中に問う挑戦をする
経験が足りない⇒自分で判断、実行できる領域を増やす
日々単調な作業の繰り返し⇒やりたいことを探す
という行動をすることで、Will-Can-Must 3つのバランスが取れた状態にすることができます。
キャリアの棚卸に活用
Will-Can-Mustのマトリクスは、キャリアの棚卸にも利用できます。
1.Willは、将来やりたいこと
2.Canは、現状できること
3.Mustは、すべきこと
と考えると、将来の状態Willに対し、今の状態Canを把握し、Mustなことを実施していくことになります。
例えば、
将来(Will):海外で働く技術者になりたい
現状(Can):プログラミングスキルがある
すべきこと(Must):英語力を高める、海外企業をリサーチする
というようにすれば、行動できるようになります。
Will-Can-Mustフレームワークを活用し、自分の仕事やキャリアを整理し行動してみましょう!!