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何度もチャレンジすることがかっこいい!そんな社風があなたの会社にはありますか?

こんにちは!リープnote編集部です!

かの発明家トーマス・エジソンはこんな言葉を残しました。

私は失敗していない。「これではうまくいかない」10000通りのやり方をみつけただけだ・・・

この言葉は、多くの人を励ます言葉として有名ですよね。

小言を言わなくても自分で学習し始めた秘密とは?

さて、突然ですが、私には、2人の子供がいます。
最近上の子が、狂言師親子が出演しているCMで有名な学習塾(KUM◎N)に通い始めました。

これまでは、私にガミガミ言われても勉強はしませんでした。
後日知ったのですが、間違って私に指摘されるのが嫌だったようです。

しかし、その教室に通い始めたら、様子が変わってきたのです。

その教室では、各自の学習進度に応じた問題を解き、終わったら先生に採点してもらい、間違った箇所があればやり直して、100点になるまで、何度でもやり続ける、というものです。最終的に100点になったら合格です。

そんな形で学習を進め。何カ月も同じ失敗をしながら、徐々にできるようになり、自信がついた息子。
自信がモチベーションに変わり、私がガミガミ言わなくても自分で進んで勉強するようになるという素晴らしいサイクルが出来上がりました。

まぁ、色々と親子喧嘩があるにはあったりで、すべてがうまくいっているわけではないのですが……

練習の場=研修では、何度も失敗することを良しとする環境作りが自分で学ぶ社員育成につながる

さて親ばかトークはここまでにしまして、部下を持つ上司の方や研修担当の方であれば自ら進んで学ぶ社員が増えくれたらうれしいですよね。

先ほど子供の話の所で記載した「間違った箇所があればやり直して、100点になるまで、何度でもやり続ける」という方法、実はインストラクショナルデザインでいうと「TOTEモデル」というものに該当します。

そこで、今日は、自ら進んで学ぶ社員を育てるヒントとなる「TOTEモデル」をご紹介したいと思います。

TOTEモデルとは?

TOTEモデルとは、ある特定のゴールをめざして進む時に、常にゴールに達したかどうかをチェックしながら作業を進めることを図式化したモデルです。

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ある作業を行う前に、まず、すでに目標が達成されているかどうかをチェックし(Test)
すでに達成されている場合は作業をしないで抜け出す(Exit)
目標が達成されていないことが判明したら、その目標に向けてある一定量だけ作業を行い(Operate)
再び目標が達成できたかどうかをチェックする(Test)

Test→Operate→Test→Exit の頭文字をとって「TOTE(トート)モデル」と言われています
(参考:研修設計マニュアル~人材育成のためのインストラクショナルデザイン 鈴木克明著)

【事例】営業担当者向けの商談スキルに関する研修を行ったとします。
研修後にロールプレイをさせて(Test)
もう完璧にできていた場合は、それで終了(Exit)です。
もし、まだ不完全であれば、一定の時間、あるいは一定のパートについて練習をしてもらいます(Operate)
そして、もう一度ロールプレイを実施してもらいます(Test)その結果できなければ、何度でも繰り返します。
そして、最終的にできたら、終了(Exit)です。

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(「研修設計マニュアル~人材育成のためのインストラクショナルデザイン」 鈴木克明著を参考に作図)

一度で出来る人もいれば、何度も繰り返してできるようになる人もいます。
しかし、中には何度もチャレンジすることを失敗ととらえて、「恥ずかしい」「情けない」と感じる人もいるかもしれません。

そのため、インストラクショナルデザインの理論の一つに「TOTEモデル」があって、何度もチャレンジする事が大切であるという事を
社員自身が分かっている必要があるかもしれません。
ご参考:教え方にはルールがある!?「インストラクショナルデザイン」

また、会社がそのような社員を応援する、チャレンジを評価する、という姿勢を示すことも大切です。

もし、なかなか、Exitできない社員がいたときには、エジソンの言葉を模して、こんな風に伝えてあげてください。

君は失敗していない。「これではうまくいかない」10000通りのやり方をみつけただけだ!
おめでとう

と!頑張る社員を一緒に応援してあげてください。

まだまだある!奥が深いインストラクショナルデザインをあなたの研修にも

今回ご紹介した「TOTEモデル」は、インストラクショナルデザインの理論の一つですが、他にも様々な理論があります。

インストラクショナルデザインを活用した研修というのはどの様なものなのだろう。
一体、どこからスタートすればよいのだろう?
どうすれば、社員のスキルを正しく評価できるのだろう?

少しでも気になった方は、お気軽にご連絡ください。
弊社のコンサルタントが、あなたのお悩みに真摯にお答えします。

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