2020年に読んだ本 -1~3月編-
1月
・ドローンランド
・イギリスを泳ぎまくる
・話ベタですが
・すべての仕事を紙一枚にまとめてしまう仕事術
・日本語研究のための認知言語学
・ストーリージーニアス
・死者の書
・SNS変遷史
・プリズン・ブッククラブ
・デザインの知恵
・日常を探検に変える
・小さな美術館への旅
・おつまミステリー
・本を贈る
月間 計 14冊
雑感:
『死者の書(折口信夫著)』は文体の格好良さにしびれたし、底の見えない知識と思考の深さに心底びびった。『本を贈る』は奈良県立図書情報館で前年12月に開催された「本の解体SHOW!」で購入したもの。
読書メモより(話ベタですが):
”天才が孤独でいるのは、その人の生きている時代に自己の理解者がないためである。即ちそれは天才の「特権」ではなくて「悲劇である」。(萩原朔太郎”
”筑摩書房の創設者である古田晁社長は絶対に社長の年頭あいさつとか訓示をやらなかった(山口瞳)”
2月
・かたちの理由
・はじめてのギリシア神話
・無人の兵団
・展覧会プロヂューサーのお仕事
・庭とエスキース
・旅して見つけたベトナムとタイ毎日のご飯
・温泉天国
・逃亡派
・メメントモリジャーニー
・へろへろ
・モスクワの伯爵
・情報革命と印刷業
・筆箱採集帳
・HOW TO KICKS REPAIR
月間 計 14冊
雑感:
『はじめてのギリシア神話』は読みやすくて入門書として最適だと思った。『逃亡派』は世間では評判が良く、コロナの世界でどこにも行けない人たちに旅することの魅力を感じさせるとか云々と紹介されてるけど、なんか延々と筆者の夢日記を読まされているような気分でぴんと来なかった。『モスクワの伯爵』もビル・ゲイツがおすすめ本としてピックアップしたというので読んでみたけど、時代背景とか周辺の知識とかがないので楽しめなかった。書評っていうのは自分に必ずしも合うわけじゃない。
読書メモより(はじめてのギリシア神話):
アマゾンは弓を引くために右の乳房を切除していた。なし(ア)+乳(マゾン)=アマゾン。
牧神パン⇒恐怖はパンが引き起こすと考えられていた⇒パニックの語源
3月
・Miniature Trip In Japan
・ミナを着て、旅に出よう
・素手時然
・シティファーマー
・ミステリウム
・世界の茶文化図鑑
・文字の食卓
・しらふで生きる
・鍵師
・レモンケーキの独特なさびしさ
・SDGs超入門
・生物の驚異的な形
・論語入門
・物語は人生を救うのか
・コンパニオンプランツで野菜づくり
月間 計 15冊
雑感:
『素手時然』はアイデアソースとして手元にあるといいだろうなあと思わせる内容。こういう本を出すというのが無印良品の無印良品らしさなのだろう。『シティファーマー』は対して期待せずに読んだら、実際はすごくよかった。今年から家庭菜園を始めたのとコロナが世の中をどえらい危機に陥れているというタイミングが重なって、よけいに響く部分が大きかったのかもしれない。SDGS超入門はわかりやすかった。逆に論語入門はさらっと読んだだけで終わってしまってあんまりぴんと来なかった。
読書メモより(鍵師):
”ハガネの道具は主に鍵穴に突っ込んで、端をびーんびーんとはじく。私にしてみればただ時間つぶしのために遊んでいるにすぎないのですが、相手はそうだとは分からない。”