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条文サーフィン~裁判官弾劾法の波を乗りこなせ!!~<第44回>「第三十四条(裁判書)」
読み易さは正義!!
「読み」のハードルを下げて、
最速で法令の条文を読んで理解する
「条文サーフィン」。
「条文サーフィン」は、平面的な条文を立体的に読み込む一つの試みです。
条文サーフィン
【裁判官弾劾法】編の
はじまり、はじまり。
さて今回は、裁判官弾劾法の「第三十四条(裁判書)」です。
【裁判官弾劾法】 >「第三章 裁判」(第十六条―第四十二条)より。
では早速、「条文構造」を意識して編集した法令の条文、その一行一行を「波」に見立てて、かるーく乗りこなす「条文サーフィン」を始めていきましょう!!
〇裁判官弾劾法(昭和二十二年法律第百三十七号)
第三十四条(裁判書) 裁判をするときは、裁判書を作らなければならない。
② 裁判書には、裁判をした裁判員がこれに署名押印しなければならない。裁判長が署名押印できないときは、他の裁判員が、裁判長以外の裁判員が署名押印できないときは、裁判長が、その理由を附記して署名押印しなければならない。
第三十四条(裁判書)
裁判をするときは、
↓
裁判書を作らなければならない。
② 裁判書には、
↓
裁判をした裁判員が
↓
これに署名押印しなければならない。
裁判長が署名押印できないときは、
↓
他の裁判員が、
↓
裁判長以外の裁判員が署名押印できないときは、
↓
裁判長が、
↓
その理由を附記して
↓
署名押印しなければならない。
(※裁判官弾劾法=令和5年10月20日現在・施行)
以上が、裁判官弾劾法の「第三十四条(裁判書)」です。
ここまで読んだ貴方は、読む前の貴方とはちょっと違うはず。その違いが「条文サーフィン」を続ける意味です。
ここだけの話。
「テキスト」を読んでから「条文」を読むより、先に「条文」を読んでから「テキスト」を読む方が理解がグーンと進みます。理解のカギは「先に疑問を持つこと」です。そうすることで、「テキスト」が”宝物”になります。
☆「読んでみようと思える六法をつくる」大作戦(マガジン版+記事一本版)から(↓)
イチから条文を読まないから、
速く読めて理解できる。
それが「条文サーフィン」。
条文を"読むコツ"が自然と身につく、
紙の六法で読む前に
”読む六法”(マガジン版)をどうぞ。
お気に入りのコーヒーでも飲みながら、まずは気楽に条文を眺めてみてはいかかでしょうか? 物事を始めるハードルは低い方がよいですよ。確実に出来そうな事から始めるのがコツ。(^^)/
<こっそり☆おまけの穴埋め問題>
[裁判官弾劾法]
〔問 題〕次の条文中の( )内には同じ語句が入る。それは何か。
第三十四条(裁判書) 裁判をするときは、裁判書を作らなければならない。
② 裁判書には、裁判をした裁判員がこれに( )しなければならない。裁判長が( )できないときは、他の裁判員が、裁判長以外の裁判員が( )できないときは、裁判長が、その理由を附記して( )しなければならない。
〔解 答〕
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
( 署名押印 )、( 署名押印 )、( 署名押印 )、( 署名押印 )でした。
第三十四条(裁判書) 裁判をするときは、裁判書を作らなければならない。
② 裁判書には、裁判をした裁判員がこれに( 署名押印 )しなければならない。裁判長が( 署名押印 )できないときは、他の裁判員が、裁判長以外の裁判員が( 署名押印 )できないときは、裁判長が、その理由を附記して( 署名押印 )しなければならない。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました!!
ではまた。(^^)/
日日是好日(にちにちこれこうじつ)。