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肉を食べない生活

今年6月、たまたま暇でNetflixに何か面白い映画ないかな〜とスクロールしていたら目についた
「What the Health」(邦題:健康って何?)。

何気なしに見てみたら、衝撃を受けました。

肉食ってこんなに体に悪いんだ!と。

外国人の友達も多いので、ベジタリアンの人も何人か知っています。
彼らはどうしてベジタリアンなのかをやたらと語ったりしないし、私も深く詮索しないし、今までは

動物を大切にしたいか、アレルギーか、宗教か、
何らかの理由で肉を食べない人なんだな。
日本では食べられるもの探すの大変だろうなぁ

くらいに思っていました。

持ち寄りパーティでベジタリアンの方がいると、料理に制約があるので、ちょっと面倒臭いなぁと思ったのは正直なところです。

よくランチに行く日本人の友達にもベジタリアンの人がいるので、お店選びにはいつも気を遣っていました。

この映画を見るまでは、まさか自分もベジタリアンになるとは夢にも思っていませんでした。


わたしにはスギ、ヒノキ、イネ科の花粉症があるため、ほぼ一年中アレルギーの薬を飲んでいます。
好酸球性副鼻腔炎と喘息もあるので、吸入や点鼻薬も一年中です。

肉食をやめることで体調がよくなり、薬の量を減らせた人たちを映画の中で見て、

わたしもこのまま薬漬けで過ごしたくない。肉を絶って体を健康にしたい

と思いました。

それに、動物を殺して肉を食べるということへの罪悪感は、いつもわたしの心の隅にあったのです。

買い物する時。焼肉に行く時。
いつも自分の心に蓋をして、考えないようにしていたけど、たしかに罪悪感はあったのです。

最初にそれを意識したのは小学生の時。
社会の授業で、ポークソーセージができるまでのビデオを見ました。
牧場で育てられた豚たちが無惨に殺され、腸を引き出され、その中に肉をぎゅうぎゅうに詰められる。
その衝撃は相当なものでした。

私たちはこんなものを食べていたのか!と。

その日の給食では、クラスのみんなが食欲をなくして残していたのを覚えています。

あの時感じた「もうこれから一生肉なんて食べない!!」という思いは、
日々の生活の中で徐々に薄れ、
「肉を食べないってことは、大好きなハンバーグが食べられなくなっちゃうよー」と言われ、
結局誘惑に負けた私。

「肉、魚、野菜、海藻、豆、乳製品など、
バランスよく食べて健康になりましょう」と教えられ、
それを無邪気に信じていました。

健康な食生活を送るためには
動物を殺すのは可哀想だけど、仕方ない、と。

でも、それって本当なの?
人間は肉を食べなきゃ健康でいられないの?

もともと、乳糖不耐症のため、
ここ10年くらい生乳は飲んでいませんでしたが、
これを機に乳製品や肉を
まずはやめてみようと決めました。

同じ映画を見た家族も肉食をやめてみたいと言うので、
みんなで挑戦しています。

幸い、ここ数年で大豆ミートの加工食品なども近くのスーパーで手に入るようになってきたので、
いつも作っていたメニューを大豆ミートに変えてみました。

そしたら、これが意外とイケる。
肉そのものの味かと言われれば、違うけれど、
これはこれで充分美味しい。
肉抜きは意外と簡単に達成できています。

乳製品も、
豆乳、オーツミルク、豆乳ヨーグルト、豆乳のチーズ、
オリーブオイルから作ったバターなどの代替品があるので、割と簡単に変えられます。

大好きなチョコレートだけは、時々乳成分入りを買ってしまってますが、なるべくヴィーガン盧チョコレートを買うようにしています。

卵はなるべく使いませんが、
買う時は平飼いで自然の飼料で育てられたものを買うようにしています。

肉と乳製品をやめて約4ヶ月。

以前のように胸焼けしたり、食べ過ぎて胃が重いという感覚がなくなりました。
体が軽く、疲れにくくなったようにも感じます。

最初こそ、

あぁ、これからとんかつ食べられないんだなぁ

なんて思いましたが、2ヶ月もすると、
肉を食べたいと言う気持ちすら湧かなくなりました

大豆ミートのハンバーグとか、
大豆ミートのハムカツなんかも十分美味しいので
満足です。

本屋に行くと、大豆ミートのレシピ本が数冊平積みされていました。ブーム来てるのかな?

肉を食べないことで唯一不足してしまうビタミンB12は、サプリメントやニュートリショナルイーストを使った料理で補っています。

まずは、大豆ミートのハンバーグやナゲットなどの手軽なものをスーパーで買ってみてください。

週に1回は肉をやめて大豆ミートのおかずにしてみるところから始めてみてはどうでしょう?

乾燥大豆ミートを使う場合は、お湯で戻した後になんども水で洗って絞ると言う手間がありますので、
出来合いの大豆ミート製品やレトルトに慣れてきてからがいいかもしれません。

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