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うたた寝 _ 詩

人もまばらな大通り
幽霊みたいに視線は合わず
だけど確かに二人ここにいて
気がつけばソファの上で
夕焼けが頬をなぞって
いつか確かに二人ここにいて
もっと橙が濃くてもいい夜
あれからの月日をメモ用紙の様に過ごして
心なんて信じなかったのは誰
君という春が終わるから夏は暑くて
やっと項垂れた月が飛ぶ昼
次からは目次の時点で気づいてね
絶対終わりは来るんだなって
気がつけば夜空の下で

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