見出し画像

熱が君に届くから _ 詩

僕の偽善は豆電球くらいの光だ
小さすぎて要らないとでも
偽物だから要らないとでも
それでも照らそう君の足元
余計なお世話と言われても
それは、無様で、見てられないくらいの光だ
太陽の何億分の一だとか
下心とか承認欲求だとか
それでも灯ろう明日明後日と
君が僕の月になったつもりで
心の温度が下がってきたら
君は膝を抱えてしゃがみ込むんだ
僕にとっては好都合
この小さな光でも、熱が君に届くから


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?