トワイライト _ 詩
橙に、ピンクゴールドで、藍の走る、光の帯が
何故か自分のものに思えるから
まるで土を耕すように、一ミリも逃さないで
ぼんやりと曖昧に垂れ流す生という一瞬を
ばっさりと的確に切り結ぶ死という永遠を
まるで水が行き渡るように、掻き集めようと
永久に泣いて、トワイライト
もう一度だけ夕落ちてみたい
その一瞬に焼け焦げてみたい
本当に命は燃やせるんだという程に、生きて
本当に命に限りがあるんだと、思い知って
それでもなお左の胸に真っ赤な花が咲き誇るなら
その茎と葉で浮力も重力も速度も呼吸できるなら
空に蒔いて、トワイライト
了