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つき _ 詩
どこもかしこもはなをかざって
いつかどうしてはなはかれ
みっかもつづけばはなまるで
いつかこうしてたねはかれ
たとえなみだがじょうはつしても
ふねはどうにかおしてやるから
たとえばなしにはながさき
ふねはいつしかじょうげんのさき
ふろしきひろげてもちものならべた
おもいできずあとよびかたをきめた
ふえもへりもせずみたされたのは
このみやこころやうみやよぞらや
されどかけてはあるいはかげりが
かげんをしらないだれかのせいか
たとえばなしをたとえはなしても
かじはいつしかかげんもしらず
そうしてようやくたどりついたか
すべてうたがってわかりかけたか
みえなくなってあたらしさがみえ
たねがめをだしいつかはながさき
了