泥濘 _ 詩
この先は歩みを拒む
心も身体も沈んでいく
この泥濘は罰と傷と記憶の混ざり物
今更何を弁明しようか
どの道も生死にもれず
海へ流れ込む小川のように
さも丁寧に言葉を選び組み上げ放とうとも
それでは詩が泣いている
では、屈してしまうなら、むしろ最後まで飛べ
それ、千切れそうでも、尽力して最後まで行け
この泥濘に火を放つか
この両足を切り落とすか
どちらでも同じことだ
痛みもなく、この先の未来を得る可能性などない
了
この先は歩みを拒む
心も身体も沈んでいく
この泥濘は罰と傷と記憶の混ざり物
今更何を弁明しようか
どの道も生死にもれず
海へ流れ込む小川のように
さも丁寧に言葉を選び組み上げ放とうとも
それでは詩が泣いている
では、屈してしまうなら、むしろ最後まで飛べ
それ、千切れそうでも、尽力して最後まで行け
この泥濘に火を放つか
この両足を切り落とすか
どちらでも同じことだ
痛みもなく、この先の未来を得る可能性などない
了