#199 言葉の力を信じて、使う
言葉には力があります
時には人を傷つけ、時には人を救う。
それが言葉の力です。
あなたも、誰かの言葉で傷つき、
誰かの言葉で励まされてきませんでしたか。
同じ言葉でも、使う人、聞く人、言い方、
タイミングで全く違う意味になることもあります。
だからこそ、自分が発する言葉には
責任を持たなければならないのです。
今回は、「言葉の力」についてお伝えします。
1.言葉には力がある
言葉には力があります。
その力は大きくて、
何気ない一言で相手をプラスにもマイナスにも変える
ことができてしまいます。
例えば、
人からの応援の言葉は大きな力となりますし、
辛く苦しい時の励ましの言葉は、
心の支えとなることもあります。
人から後押しされた言葉でやる気になったり、
行動に移すことで人生が変わることもありますね。
しかし一方で、たった一言で
相手を傷つけることもあります。
言った本人に悪気がなかったとしても、
相手が不快な思いをすれば、
相手を傷つける言葉になります。
時には、
暴力で身体的な傷を与えるよりも、
大きな傷を与えられることもあります。
それだけ、言葉は
マイナスの力も持っているんです。
言葉の持つ力は、
自分や相手の人生に影響を与えるほど
大きいことを知っていてくださいね。
2.言葉にする前に意識すること
あなたが選ぶ言葉が悪いと、
相手は違う意図(悪い意味)で受け取ります。
ここでは、言葉にする前に意識するといいポイントを
3点お伝えします。
✓ マイナスの言葉を使わないこと
✓ 明るく前向きでいること
✓ 悪口を言わないこと
(1) マイナスの言葉を使わないこと
「否定的な言葉」は脳にマイナスの影響を与えます。
「できない」「無理」という
「否定的な言葉」を使うのはやめましょう。
代わりに、
「今、何をすべきか」「何ができるか」
を考えて行動にうつしましょう。
(2) 明るく前向きでいること
プラスの言葉は、考え方をプラスに変えます。
その結果、前向きな行動に移せるようになり、
結果までプラスに変えていきます。
大変な時こそ、自分が明るく前向きな言葉を使いましょう。
自分が発する言葉は、
誰よりも自分がよく聞いています。
どういう言葉を使うかで、その後の行動が
変わる可能性があります。
(3) 悪口を言わないこと
相手の苦手な所を声に出すと、嫌な部分を
意識してしまい、さらに相手が苦手になります。
これは、自分に対しても同じです。
✓ どうせ私なんて…
✓ 私には無理です
と言葉に出していませんか。
たとえ謙遜で言った言葉でも、
自分の欠点を意識してしまうので、
自分に自信が持てなくなってしまいます。
ですので、
できるだけ良い点を見つけて言葉にしてください。
自分を褒めるのは少し恥ずかしいかもしれませんが、
自分を少し好きになれるかもしれませんよ。
3.日常で使う言葉の癖に気づく
言葉を口にする前に使う言葉を意識できると、
あなた自身がよく使っている言葉が
どんな言葉か分かってきます。
例えば、あなたが
「頑張る」という言葉をよく使っているとしたら、
無意識のうちに肩に力が入っているかもしれません。
「頑張れ」という応援の言葉は絶大です
本人の顕在意識では認識できなかったとしても、
その言葉には効果があると言われています。
でも、逆に考えると、
それだけ無意識に力が入ってしまう
ということでもあります。
実は、私の以前の口癖が「頑張ろう」でした。
「そんなに頑張りすぎないように」と言われて、
初めて自分の口癖になっていることに気づきました。
意識せずに使っている言葉は、意外と気づかないものです
だからこそ、
自分で使っている口癖に気づくことは大切です。
口癖に気づくだけでも、その言葉を使う頻度は激減します。
言葉に力があるからこそ、自分が何気なく使っている
言葉に耳を傾けてあげてください。
自分で気づかなければ、
まわりの人に聞いてみてもいいですよ。
4.まとめ
いかがですか。
今回は言葉の力についてお伝えしました。
私たちは思っている以上に言葉を大切にしています。
例えば、結婚披露宴などのお祝いの席では、
「別れる」「切れる」「離れる」「割れる」などの言葉を、
縁起の悪い言葉として使いませんよね。
普段何気なく使っている言葉ですが、
大切なシーンでは暗黙のルールとして
気をつけているのが「言葉」です。
あなたが使う言葉、心に思い浮かべる言葉は、
あなた自身が一番よく聞いています。
だからこそ、使う言葉を少し意識してみてください。
言葉の力を信じて、大切に使いましょう。
今回はこれで終わりにします。
ではまた。
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