#161 「面倒なこと」がやりたくなる話

人生の成功者と言われる人の話では、
「自分は面倒くさがりだから成功できた」
という話がよく出てきます。

「なるほど」と思う反面、
「面倒くさがりでどうして成功できるのだろう」
と感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、
「面倒なこと」を思わずやりたくなる話をします。

１． 人間は怠けたい生き物

人間は基本的に、
「面倒なことは後回しにしたい」
という願望を持っています。

どんな人も本質として「怠けたい」「楽をしたい」
という気持ちをもっているんです。

人は理性で本能をコントロールしないと、
自然と怠惰な方向に流されます。

ですから、多くの人が

「面倒くさいこと、誰か代わりにやってくれないかな」

なんて思っています。

面倒な課程をすっとばして、
いい結果が得らたら楽でいいですよね。

ビジネスで成功している人は、
人間のこの心理をよく理解しています。

２．「面倒なこと」はチャンス

成功者はこの人間心理を理解しています。

世の中のビジネスは、
「面倒なことをあなたの代わりにやりますよ」
とサービス提供して、お金に変換しているんです。

ですのでビジネスの多くが、中身を紐解くと
「人の役に立つ対価としてお金をいただく」
というモデルで成り立っています。

あなたが人生で
「これは面倒だな…」
と思った数だけ、ビジネスチャンスがあるとも言えるんです。

「面倒だから後回しにしたい」
「嫌なことはできるだけ避けたい」

こんなこと、
つい考えてしまいませんか、
誰かから聞いたりしませんか。

そんな時に、
「こうすれば楽かも」とか、
「これを変わりにやれる方法ないかな」
思ってアイディアを考えられると、
それがビジネスの種になるかもしれません。

周りの人と同じように面倒なことを避けていては、
少しもったいないですよね。

３．面倒なことは「やったほうがいいこと」

とはいえ、人間は本質的に怠惰な部分があっても、
普段はそれを理性でコントロールしています。

ですから、面倒であっても
「すべきこと」は自分で取り組みます。

面倒だから仕事にいかない

なんて人はいないですよね。

このように、面倒だったとしても、
すべきことは自分でこなしています。

では、どんなことが面倒に感じて
「やらない」となるかというと、

「やった方が良いこと」です。

自分の裁量で後回しにできるもの、
絶対にやらないといけないものではないものですね。

例えば、

・ブログ記事を書いた方がいいんだけどな…
・食後すぐに食器洗うのがいいんだけどな…
・今すぐ返信した方がいいんだけどな…

このようなこと、ありませんか。

「今」やったほうがいいと思うけど、
今すぐやらなくても何とかなる。

こんな「今やるのはちょっと面倒」という
気持ちが、どんどんやったほうがいいことを
後回しにします。

４．面倒なことをやる人の考え方

面倒なことを率先してやれる人は、

✓ 人から好かれるようになる
✓ 面倒ごとを地道に解決すると
　結果として成功につながる

ということを知っています。

「成功者は何か特別なことをやっていたから、
成功できたんじゃないか？」

と考える人がたくさんいますが、
それは半分正解で半分違います。

自分が面倒だと思うことを
他人も面倒だと思うことだと理解しているので、
それをビジネスへとつなげていったんです。

例えば、パソコンを購入したいとします。

その時に、多くの方が最初にするのは
「検索」ではないでしょうか。

検索すると検索の上位にパソコンの
価格や性能の比較サイトが表示されますね。

そのサイトで自分の欲しい性能や価格帯のPCを
絞り込めるというわけです。

ということは、多様なパソコンを事前に
比較し、記事を作ってくれている人がいますよね。

きっと、このような記事を作成するのは
間違いなく面倒でしょう。

でも、その結果として広告収入が得られたり、
自分が作った別の記事で違う商品を購入して
もらったりもするわけです。

しかも、相手からは
「このサイトのお陰でだいぶ比較検討しやすかった」
と感謝までしてもらえるんです。

このように、面倒なことをやれる人は、
面倒なことを後回しにする人たちと、
差をつけて恩恵を受けています。

５．まとめ

いかがですか。

今回は、面倒なことをやりたくなる話、
面倒にみえるものには色んなチャンスが眠っていることを
お伝えしてきました。

人の心の中には「怠けたい」
という気持ちがあります。

だからこそ、人よりほんの少しだけ
面倒なことをやり続けてみてください。

面倒なことを実践し、
積み重ねた分だけ、それは自分の資産となります。

今回の話が、あなたにとって何かの
お役立ちになれば嬉しいです。

今回はこれで終わりにします。
ではまた。

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