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#105 〇〇を磨くと「地頭」が良くなる
あの人、頭いいな…
あなたの周りに、思わずこう呟いてしまうほど
頭がいい人はいますか。
頭の回転が速く、コミュニケーション上手な人は
憧れの存在ですよね。
仕事柄、面接で初対面の人と話す機会が多いですが、
ほんの数十分話すだけで、「地頭の良さ」を感じることがあります。
地頭が良い人には、学歴や性別をを問わず共通している特徴があります。
そこで、今回は「地頭が良い人」の特徴や、
地頭の鍛え方についてお伝えします。
1.地頭が良い人とは
「地頭」とは、「その人本来の頭のよさ」
を意味する言葉です。
論理的思考力やコミュニケーション能力などを表し、
知識が豊富、勉強ができるという意味合いとは異なります。
つまり、地頭が良い人とは、
考察力や判断力などに優れ、
自ら考え抜く能力を持っている人のこと。
また、他者の気持ちを察する能力に優れ、
円滑な人間関係を築くのが得意です。
例えば、仕事で上司に
「これ、やっておいて」と指示されたら、
その先を見据えた行動ができる人です。
2.地頭がいい人の特徴
地頭がいい人の特徴はこんな感じです。
✓ 頭の回転が速い
✓ 発想力が豊か
✓ 思考力が高い
✓ コミュニケーション能力が高い
(1) 頭の回転が速い
膨大な内容でも、重要な部分とそうでない部分を
即座に分類し、情報を整理できます。
一つひとつの要素を関連づけて構造化できるので、
一言われたら十を知ることができるすごい人ですね。
何か意見や回答を求められても即座に対応できたり、
少し説明しただけなのに大体理解できたりします。
(2) 発想力が豊か
話題の引き出しを豊富に持っていて、
新しいものを生み出せる人です。
既存概念にとらわれない発想力を持っています。
仕事以外にも精通している話題があり、
話していて楽しいし、
アイデアが次々と出てきたりします。
(3) 思考力が高い
課題に対して筋道を立てて考える
「論理思考力」があります。
洞察力もあるので、周囲の状況に目を配れて、
本質的な課題をとらえることができます。
(4) コミュニケーション能力が高い
相手の反応・状況に合わせて、スピードや
難易度を調整しながら話ができる人です。
物腰柔らかで接しやすく、
相手によって適切な対応がとれます。
このように、自頭の良い人は、
自分の頭で筋道立てて考えられ、
相手の立場で物事を考えることができ、
コミュニケーションが円滑にとれます。
想定外の事態も起こり得るビジネスの場で、
「地頭の良さ」は、非常に欲しい能力ですね。
3.仕事で重宝される「地頭のいい人」とは
項目としては先程お伝えした特徴が挙げられますが、
もう少し仕事に寄せてお伝えします。
例えば、プロジェクト発足メンバーであれば、
(1) 今ある知識・経験を連携させる
(2) プロジェクト全体を構造化し、汎用化する
(3) 仮説を立て、検証する力
地頭のいい人はこんな思考プロセスでプロジェクトを進めます。
まず、プロジェクトの主旨などの説明をうけて、
自身が持っている知識や経験を整理、連携させながら、
課題の本質を考えて仮説を立てていきます。
複雑なものがあっても、分かりやすく構造化したり、
汎用性のあるもので考えることができるので、
周りのメンバーに噛み砕いて説明できます。
全体像を捉えた後は、自身の立てた仮説が正しいか
検証するために情報収集、仮説精度を高めます。
こんなイメージでしょうか。
こんな人がいたら、非常に重宝されます。
4.地頭をよくする方法
実は、地頭は鍛えることができます。
しかも、あまり難しいことをする必要はありません。
鍛える方法は以下の3点です。
✓ 物事に対して自分なりの解を持つ
✓ 知識を蓄える
✓ 様々な人と接する
(1) 物事に対して自分なりの解を持つ
地頭力を鍛える登竜門とも言える部分です。
常に「考える癖」をつけることが非常に重要です。
日常のちょっとしたことでも「なぜ」と考える。
そこから仮説を立て、様々な視点で考えることによって
思考力を高めるだけでなく、幅広いアイデアを持つことが可能です。
(2) 本を沢山読んで知識を蓄える
これは前提にも近いですが、
ベースとなる知識を蓄えることも必要です。
・月に2、3冊は本を読む
・分からないことはネットで調べる
など、知識の幅を広げる努力は惜しまず行いましょう。
実際に、地頭の良い人はこれを日頃の習慣にしていることが多いです。
これをしていると何が違うかというと、
例えば、プロジェクトが発足するときに、普通の人は
資料集めから始めますよね。
でも、地頭のいい人は常に情報収集をしているため、
ある程度の事前情報は収集できていたりします。
情報への感度が段違いに高いです。
(3) 偏見を持たずに様々な人と接する
地頭のいい人の特徴の一つに、コミュニケーション能力の高さを挙げました。
偏見を持たずに幅広い人の意見を聞くことで、
幅広い考えに触れ、視野を広げることに繋がります。
また、相手に応じた接し方や話し方といった
スキルを磨くことにも繋がるため、取り組んで
損はありません。
5.まとめ
いかがですか?
「地頭の良い人」といっても、
上記に挙げたような能力をすべて兼ね備えている人、
部分的に優れている人と様々です。
また「地頭の良さ」は、生まれつきの能力だけでなく、
後天的に鍛えていくことが可能だといわれています。
地頭の鍛え方についてもお伝えしましたが、
一番手っ取り早いのは、地頭が良い人と
積極的に関わることです。
考え方や話し方をよく観察していると、
どんな風に考えて行動しているのか
次第に分かるようになりますのでオススメです。
今回の記事が、何かのお役に立てば嬉しいです。
今回はこれで終わりにします。
ではまた。