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#285 会議での雑談は意外と重要

重要な会議。
この会議で大きな方向性が決まる!

こんな会議ほど緊張感が漂い、
かえって意見が出にくくなるものです。

このような状況を打開するために
「雑談」はとても効果があります。

本題とは関係のない雑談を挟みつつ、
参加者の空気を和ませることで会議が円滑に進みます。

今回は、会議における雑談の大切さと
注意点をお伝えします。

1.雑談の効果

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実は雑談は会議中だけでなく
会議が始まる前から効果的な場面があります。

ここでは会議前と会議中に分けて、
雑談の効果をお伝えします。

(1) 会議前の雑談:ウォーミングアップ
会議室に来た時点では、
脳が会議モードに切り換えられていない方もいます。

他の仕事や休憩時間の気持ちを引きずっていると、
いきなり「意見を出せ」といわれても頭が働きません。

このような場合、
雑談は脳のウォーミングアップになります。

相手から話されたことに対して意見を言う、
という行動で思考が活性化するので、
意見交換しやすい状態で会議を始めることができます。

(2) 会議中雑談:リフレッシュ
会議の途中で雑談を挟むのも効果的です。

難しい議題を長時間話し合っていると、脳が疲れます。

参加者の視野も狭くなりがちなので、
会議が停滞することもあります。

そんな中で少し違う話をすると
脳がリフレッシュされる可能性があります。

会議が白熱しすぎてムードが険悪になったときにも、
雑談が場を整え直してくれます。

雑談することで方向転換をしやすくなることを知っておくと
いざという時に助けられる場面があるかもしれません。

2.おすすめの雑談内容

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とはいえ、雑談なら何でもいいかというと、
そうでもありません。

基本的にはポジティブな内容をおすすめしますし、
雑談の内容も考えた方がいいでしょう。

ここでは会議で話をしてプラスの効果を
もたらしてくれそうな雑談内容を紹介します。

(1) おすすめの飲食店の話
一番無難で、且つ盛り上がりやすいテーマです。

出席者が空腹の場合は特に、自然に会話が続きます。

「頑張って会議を終わらせて、みんなで打ち上げに行こう」

という流れにすれば、モチベーションもあがります。

(2) ポジティブな時事ネタ
共通の話題として、
時事や芸能ネタは歓迎されます。

ただし、先ほどもお伝えした通り、
ポジティブな話にしましょう。

ネガティブな話、繊細な話は
参加者の心を沈ませるので、
極力避けてください。

スポーツや流行などの明るい話題であれば、
気軽に参加しやすいですね。

(3) その場での言動を褒める
会議中の言動を振り返るのも、雑談の一種です。

会議モードを少しお休みして、
フランクに参加者の態度や言動を褒めてみましょう。

いわれた本人は気分がよくなって
やる気を出してくれるかもしれません。

特定の人ばかりに話を振っているとNGですが、
他の出席者も、雑談している間に会議内容を
振り替えれるのでおすすめです。

3.雑談する上での注意点

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一方で、雑談のデメリットもあります。

特に以下については事前に注意をしておきましょう。

(1) ダラダラと話しこまない
あまりにも長く雑談が続いてしまうと、
かえって思考が鈍ることもあります。

雑談で盛り上がりすぎて、本来話すべき議題に
戻るのが面倒になってしまう可能性もあるでしょう。

雑談が長引きそうになったときは適度に切り上げて、
本題へと軌道修正しましょう。

(2) 場の空気を読む
何人かは会議を続けたいのに、年長者や上司が
雑談に夢中だとなかなか話を遮ることができません。

また、雑談の内容が誰かを攻撃するものだと
場のムードは悪化してしまうこともあります。

会議中の雑談では出席者の反応をみながら、
言葉を選ぶようにしましょう。

(3) 話をそらしすぎない
雑談が盛り上がってしまうと、
話題が二転三転することがあります。

飲食店の話をしていたのに
「そういえば、一緒に行った後輩の話なんだけれど」
と話題がコロコロ変わると収集がつかなくなります。

雑談とはいえ、あまりにも本題と関係のない内容は
控えるのが賢明です。

(4) ネガティブな話題は避ける
リラックスした状態で雑談していると、
つい弱音を吐くこともあるかもしれません。

例えば
「この問題は本当に解決するのでしょうか…」
のように、声にしてしまうこともあるかもしれません。

このような言葉は出席者に伝染し、
雰囲気が重くなりかねませんので、
口にしすぎないことが大切です。

4.まとめ

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いかがですか。

今回は会議を円滑に進めるために、
時には雑談も必要だという話をしてきました。

雑談の程度や内容は選ぶ必要がありますが、
会議の可能性を広げるために雑談を織り交ぜてみると、
参加者の思考が活性化される可能性があります。

雑談で気分転換した後、
新しい発想がわいてくることもあるでしょう。

大切な会議をするときほど、
意識的に雑談を織り交ぜてみましょう。

これまでに出てこなかったアイディアがでるかもしれません。

今回はこれで終わりにします。
ではまた。

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