#286 スマホを見て寝落ち、していませんか
仕事で疲れていたりすると、
ソファで朝まで眠ってしまう
布団の中でスマホを見ながら寝落ちする
こんなことがあるのではないでしょうか。
ですが、これは睡眠負債の危険信号の1つです。
特にスマホを見ながら寝落ちする人は、
要注意だと言われています。
今回は、スマホを見ながら寝落ちすることが
私たちの身体にどのような影響を及ぼすか
お伝えします。
1.スマホを見ながら寝落ちは…
スマホを見るというのは本来、
脳を覚醒させて目が冴えた状態にします。
それにも関わらず寝落ちしてしまうのは、
身体が睡眠に飢えている証拠と言えます。
特に「毎日スマホを見ながら寝ている」という方は、
自分が慢性的な睡眠負債を抱えていると
知っておいたほうがいいでしょう。
できることならすぐにでも、
ゆっくりする時間を作ることをおすすめします。
2.寝る前にスマホ見るとどうなるか
「寝る前にスマホを見てはいけない」
という話を聞いたことがある方は多いでしょう。
でも、実際に私たちの体にどんな影響を及ぼすのか、
いまいちピンと来ていない方も
いらっしゃるかもしれません。
今回はこれだけは知っておいた方がいいこと、
だけに絞ってお伝えします。
(1) 自律神経への影響
自律神経は、呼吸や消化、体温調節などの
生命活動をコントロールしています。
意思とは関係なく常に働き続ける、
生命の維持には欠かせない神経です。
自律神経には、
「交感神経」と「副交感神経」の2種類があり
交感神経 :緊張しているときに活性化する神経
副交感神経:リラックス状態で活性化する神経
と言われています。
日中が交感神経、夜が副交感神経
どちらかの神経が優位になると
もう一方が抑制されるので、
夜に体をリラックスさせるためには、
交感神経を休ませることが大切なんです。
しかし、寝る前にスマホを見ていると、
夜なのに交感神経が活性化されてしまいます。
これが「自律神経の乱れ」を引き起こしてしまうんです。
自律神経が乱れると、
✓ 身体がだるい、眠れない、イライラする
✓ 不安や緊張感が消えない
といった身体や心の不調になりやすい状態に陥ります。
(2) 睡眠の質に与える影響
もう1つ、無視できないのが
睡眠の質に与える影響です。
寝る直前までスマホを操作していると、
浅い眠りを繰り返し、やっと深い眠りに
ついたところで朝を迎えてしまうことがわかっています。
関与するのは「メラトニン」というホルモンです。
このホルモンが体を眠りへと導いてくれるのですが、
明るい光を浴びると分泌量が減ってしまうんです。
夜にブルーライトを浴びると、
寝る直前まで光を浴びるので
メラトニンの分泌量は減少してしまいます。
結果、睡眠の質が低下し、眠りが浅い状態
となってしまうのです。
眠りが浅くなると、翌朝の寝起きまで悪くなりますし、
睡眠不足の状態が続くと、集中力の低下を招いてしまいます。
仕事中にミスが増えてしまったり、
日常生活にも支障をきたしかねません。
3.隠れ不眠にも注意が必要
もしかすると、中には
「すぐ眠れているのはいい事では」
「睡眠時間は十分とれているから大丈夫」
という方もいらっしゃるかもしれません。
でも、そんな方の中には
「隠れ不眠」の方がいらっしゃるかもしれません。
例えば、
✓ 昼食後に必ず眠くなる
✓ 電車で席に座ると居眠りしてしまう
✓ 毎晩ベッドに入ると疲労感からすぐ寝てしまう
という人は、十分な深睡眠が取れていない
可能性が高いと言われています。
「疲労感からすぐ寝てしまう」というのは、
実は気絶に近い状態で脳がシャットダウンしているだけ。
「寝入りがいい=よく眠れている」
というわけではないのでご注意くださいね。
4.まとめ
いかがですか。
今回は、スマホを見ながら寝落ちをする
という方に向けて記事を書いてみました。
✓ 寝る前にアラームをセットする
✓ SNSを見てから寝たい
✓ 明日の準備をしたい
今はスマホ1つで何でもできてしまう時代です。
だからこそ、寝る直前まで
スマホを使ってしまう状況に陥りやすいということは
よく理解できます。
でも、時にはスマホを置いて、自分をゆっくりと
休ませてあげることも大切です。
スマホを触りながら毎日寝落ちすることが
習慣にならないよう、できる限り、
寝るときは休むことに集中してみてくださいね。
今回はこれで終わりにします。
ではまた。
👉次に読むなら
過去のオススメ記事を紹介
・#263 自分で仕事の意欲を高める方法
・#262 「面倒くさい」を減らすコツ