#228 めんどくさい理由を知る
何をするのも「めんどくさい」と感じること、
ありませんか。
日常生活を送るなかで面倒だと感じたこと、
経験がありますよね。
めんどくさいと何をするにも腰が重くなり、
やるべきことが後回しになると、
✓ 仕事であれば業績や能力の低下
✓ 勉強であれば授業についていけなくなる
と悪循環になります。
また、「意欲の低下=怠けている」など
周りからの評価も良くはならないですよね。
でも、なぜ私たちは面倒くさいと思うのでしょうか。
今回は、脳が面倒だとメッセージを出す理由の一部をご紹介します。
1.あなたの苦手、不慣れなこと
面倒だと感じる理由として
イメージしていただきやすいのは、
仕事で苦手なことを強いられたり
不慣れな作業を求められたりしたとき
ではないでしょうか。
人の脳は苦手なこと、不慣れなことを強いられたときに
「めんどくさい」とメッセージを出します。
脳の中にもいくつか分類があり、その区分の中で何が優れているかによって、得意・不得意があります。
記憶系、感情系、思考系など、
考えたり感じたりする分野もあれば
聴覚系、視覚系、運動系など、
見る、動くなど行動に関する分野もあります。
例えば、スポーツが得意な人は運動系が優れているので、
「500M走って」と言われても苦痛に感じません。
一方、私のようにスポーツが苦手な人は
運動系は優れていないので同じことを言われると
苦手に感じられ、「めんどくさい」となってしまいます。
こうした、脳の働きにより育った環境などの変化で
人それぞれの「めんどくさい」があります。
2.睡眠不足も理由になる
自分の得意・苦手に関わらず、1日中だるくて、
何もかもがめんどくさい…と意欲が低下している時は、
睡眠が関係しているといわれます。
脳は、睡眠不足により、酸素不足の状況になったり
覚醒しづらい状況になると言われており、
例えば、睡眠時間が6時間以下の日はいつも以上に
「めんどくさい」というメッセージを出します。
寝ないと脳は衰えていきます。
思考能力が低下し、意欲もなくなり、何をするにも
億劫になりやすくなります。
さらに深刻な不眠症などに陥ると、
うつ病などの精神新疾患にかかりやすくなる
可能性もあります。
実際に、うつ病になると9割近くの人が
何らかの不眠症状を伴うともいわれていますし、
不眠の症状がある人は、うつ病にかかりやすい
ということも知られるようになりました。
ですので、もし睡眠時間が6時間以下で、
意欲や興味が湧かずめんどくさいと思っていたならば、
まずは睡眠時間を確保しましょう。
私もつい睡眠時間を削ってしまい
色々なことに着手してしまいますが、
やりすぎると、普段は楽しいと思えることでも
楽しめなくなる瞬間があります。
そんな時は、普段より少し早く休むようにしたり、
少し昼寝をするようにしています。
しばらくすると、脳がスッキリしたことが
自分でもわかるくらい気持ちがリフレッシュしていますよ。
3.まとめ
いかがですか。
今回は、脳が面倒だとメッセージを出す
メカニズムの一部をご紹介しました。
人間誰しもが1日24時間という時間を持っています。
この時間を効率よく使おうとすると、
つい削られてしまうのが睡眠時間だったりします。
でも、睡眠時間を削り続けると、
脳が面倒だというメッセージを出しますので、
かえって非効率になることがあります。
少し疲れてきたな、と思ったら
思い切っていつもよりゆっくり休んでみてください。
脳をリフレッシュさせることで、
より効率よく、エネルギッシュにやりたいことに
取り組めるようになりますよ。
今回はこれで終わりにします。
ではまた。
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