詩 「色は匂へど 散りぬるを」
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語訳;
世間に語れない 逢瀬だけど
疎遠な恋路 酔い偲ぶ
昨夜眠る間に 君はもう居ない
夢と幻を 置き残して__
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「いろはうた」とは
47音全ての一字を重複することなく
七五調(7音・5音の順で繰り返す形式の詩のこと)で構成されています。
作者不明のこの歌は冒頭から大変美しく意味も深い。
《 いろはにほへと 》
色は匂へど 散りぬるを
語訳;
花は咲いているけれど いずれは散ってゆく
それは男女の悩める恋路に似ています。
許されることもなく
その行先は実るとも判らないのに
男と女は時として惹かれ合うことがあるのでしょうか。
その心境を表現してみようと
新たな「いろはうた」として創作してみました。
日本には和歌という素晴らしい文化が息づいていますね。
温故知新と原点回帰
言の葉を一枚いちまい丹念に並べたり、古語の意味を調べてみたり。
新たな発見があるものでした。