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葬送のフリーレン

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『葬送のフリーレン』は、現在(いま)とても熱いマンガの一つだと思ってます。表面的には淡々と進んでいる雰囲気の時が多いですが、魂が熱く、奥が深い。原作マンガ、アニメいずれかを問わず…
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#アニメ感想

「葬送のフリーレン」118話ネタバレ感想:壮大な恋物語

この物語は究極の「すれ違いの恋の物語」とも言えるし、「時を超えて気持ちを通い合わせる恋の物語」とも言える。 第118話「フィアラトール」のネタバレ感想です。 未読の方はご注意ください。 魔族の幻影に飲み込まれ、まさかの(ヒンフリ・ファン狂喜の)状態になったヒンメルとフリーレン。 そのあとの展開に深く感動したので、勇者ヒンメルの境地を想像してみた。 出会い フリーレンと初めて出会ったのは、暗い夜の森。花畑を出す魔法を見せたときに、とても綺麗だと思った。(6巻) 大人

ありふれた日常に幸せを見出す力が、闇を打ち払う力になる

私は葬送のフリーレンが好きすぎて、 ダラダラとYouTubeでアニメのショート動画見ては、 ニヤニヤするのが日課になってます。 ある時ふと気づいた。 葬送のフリーレンで語られているテーマは、 指輪物語のそれと共通するのもがある気がする。 それは ささやかな日常の幸せを感じる力が、闇を打ち払う力になる ということ。 ちょっと歪めた解釈かもしれないけど、私はそういうメッセージとして感じ取った。 ロード・オブ・ザ・リングのシリーズの「ホビット」という映画の中で、下記のよう

葬送のフリーレン、感想

今更ながらようやく全部アニメの方見終えました まずはSNS等のお話から 私はアニメ化して初めて作品名を聞いたものでした。 放送中に最初の数話見て面白いな、と思いました 当時、SNSではどこが面白いのかわからない、という意見も時々目にはしていましたが、まあ、そういう意見が出るのも分からなくはない なにせ舞台設定がそれなりに特殊だし、ファンタジーにありがちな熱い冒険譚のようなものでも、今流行りの俺強いとか異世界転生でもない。 特に最初の数話は全体的に物語の起伏が緩やか

アニメ『葬送のフリーレン』を見て『ポケモン』は近いと感じる、他感想

寝る前に毎日1話ずつ見るアニメとして、これほど相応しい作品はないと思いました、とても面白かったです。 魔王討伐を成し遂げた勇者一行のパーティーは解散後50年が経ち、解散前に見た50年に一度の流星群を再びパーティーで集まって見るために勇者ヒンメルとその一行は、再会を果たします。 タイトルにもなっているエルフの魔法使いフリーレンは50年経っても見た目は変わらずでした。 しかし、人間である勇者ヒンメルは齢80歳を超え、流星群を鑑賞するという約束は果たしますが、まもなく老死してしま

「葬送のフリーレン」:癒やしと解毒のアニメ

*2023/10/3作成 今のぼくは、生と死について考える時期らしく。 普段よりも、その手のことを考えるきっかけになるような題材によく出会ってる・・ような感覚があるのですが。 先週から始まった「葬送のフリーレン」というアニメも、まさにそのど真ん中でした。 人間より寿命が長いエルフの魔術師が、勇者チームの仲間たちを看取った後、彼らとの思い出を確かめ、彼らのやり残しを片付ける旅を描いた物語です。 身近な人の死に際して思うことは、もっとよくその人のことを知ればよかったという後悔

葬送のフリーレン

やっぱり、アニメは推しがいると グッと楽しくなる。 そのアニメを鑑賞している期間も 特別なものになる。 まぁ出会えたら奇跡のようなもので、 万が一出会えた時には そこから楽しいときめきの日々が 続いていく事になる。もはや恋だね! 話題のフリーレンを見ている時は 推しもできそうになくて、 この穏やかな世界観をひたすら楽しむのみだなと、ゆったり寝転びながら見ていたのだけど、ザインが登場した途端、推しになりそうな予感がした。 起き上がり正座をして見るようになり、気づけば彼を目で

葬送のフリーレン 観た

おもしれぇええええ!!!!! フリーレンおもしれぇえええええ!!! 今更ながら葬送のフリーレン2クール分観終わった。 一気に観てしまうのがもったいなくて、高級なケーキを食べる時みたいに少しずつ観ていた。 面白いところを上げていくとキリがないので、それはおいおい時間が出来た時に語りたいが、良い意味で " 緊張感のない世界 " というのが楽しく見ていられた大きな理由だ。 魔王との戦いが終わった平和な世界で勇者たちとの思い出を振り返っていく旅。 戦闘シーンがない訳では無いが、

《アニメ感想》葬送のフリーレン

葬送のフリーレンを一気見しました。 おもしろかった。 何だろう、なんか心落ち着く感じ。 冒険ファンタジーなんだけど、フリーレンやフリーレンの弟子のフェルンの話口調が落ち着いているからかすごく静寂な気持ちで見ていられる。 静寂の中に時々心に染みるような言葉がポトンポトンと落ちてきて、何だか心地いい。 葬送のフリーレンは観たいと思っていたけど、ここ何年かは連続もののアニメを見る時間の余裕も無くて観れないと思っていた。 でも、noteを書くようになり、意外と時間は作れるものなん

ありがとうマッドハウス アニメ『葬送のフリーレン』 感想

「神は細部に宿る」という言葉がある。アニメ『葬送のフリーレン』を見たときに思い浮かんだのはこの言葉だった。 とことん、細部まで拘りぬいた高クオリティな作品。〇〇がよい、というよりもすべての諸要素のレベルが高く、アニメ作品として化け物じみたクオリティの作品だと思った。こんなアニメ作品を世に送り出してくれた、マッドハウスに感謝しかない。 正直に言ってしまうと、自分は原作であるマンガの『葬送のフリーレン』はそんなに好きではない。話題になり始めたころ、まだ2巻か3巻くらいしか出て

葬送のフリーレンを全巻読んで考えさせられた話(今年一番推したい漫画)

Kindleのセールだったので、葬送のフリーレンをまるっと全巻買いました。 あまりに面白くて1日で全部読みました。 アニメの方はすでに4周ほど履修させていただいております。 そのうえでの感想を述べていこうかなと思います。 一部ネタバレも含まれるので、ご注意ください。 1.どこで連載しているかまず、葬送のフリーレンは、週刊少年サンデー(小学館)で連載しているらしく、アニメに出会うまで全く知らない作品でした。 何を隠そう私は少年ジャンプ民族なので、ONE PIECE、呪術廻戦

『葬送のフリーレン』感想(下)

  導入(遊民和尚のnoteを契機にして)   葬送のフリーレンという作品の魅力については、前半のnoteで述べた通りなのですが、28話を観て思わず私も自らの個人的な体験を想起し、そこから自らの中にある体験を落とし込む経験(「私」の「物語」の「再解釈」)をしたので、個人的な話になりますが、最後にそのことについて少し文章にしてみます。  事前に断っておきたいことがあります。今回インターネットでは何よりも嫌われる自分語りをしようと思えたのは、何よりも仏教徒ちゃんこと堀部遊民

『葬送のフリーレン』の感想(上)

 久しぶりに森から街に出てきたせいか、「そうか、私は年始からずっと南国にいるんだったな」、と今更になって痛感しています。今まさにリゾート地にいることが大きな原因でしょうが、夏には夏の歌が聴きたくなります。        そんなわけで先日2024年GW摂心告知動画とセットでされた、仏教徒ちゃんこと堀部遊民和尚、仏教のアレ編集部のお二人、Vupasamaさんによる『葬送のフリーレン』の動画が大変すばらしく、さらに先日視聴したアニメ28話が余りにも個人的に刺さるものがあったので、

フリーレン 一人でいるより仲間といるほうが楽しいよ

葬送のフリーレンのアニメは終わってしまいましたが 話はまだ続いていますね。 ここからは漫画で話を追ってい区ことになりそうです。 ふと思ったのは この話 フリーレンが 人を知るというストーリーですが ここで描かれているのは いろんなテーマがあると思いますが その中の一つは 人は一人では生きていないということ。 フリーレンは フランメがいなくなってからは一人で生きてきてました 一人の方が気楽でいい 最初はヒンメルがパーティーに誘った時には断っていました

フリーレンから見た死生観

先日 フリーレンを好きな人たちが集まる場に参加することがあり そこで感じたことを 今日は書いてみます。 オンラインという 文明の力を使って フリーレンという 共通の話題を共有できること そこでは 年齢の幅も大きく 親子世代 私からすると 孫世代の人もいるような中で フリーレンという作品について語れるって かなり貴重な体験でした 作品を見るのが 年齢や 立場的からとか いろんな違う視点で見ることを教えてもらって また フリーレンを見る目が違う また