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ありふれた日常に幸せを見出す力が、闇を打ち払う力になる

私は葬送のフリーレンが好きすぎて、
ダラダラとYouTubeでアニメのショート動画見ては、
ニヤニヤするのが日課になってます。

ある時ふと気づいた。

葬送のフリーレンで語られているテーマは、
指輪物語のそれと共通するのもがある気がする。

それは
ささやかな日常の幸せを感じる力が、闇を打ち払う力になる
ということ。

ちょっと歪めた解釈かもしれないけど、私はそういうメッセージとして感じ取った。

ロード・オブ・ザ・リングのシリーズの「ホビット」という映画の中で、下記のようなガンダルフのセリフがある。

サルマンは邪悪な力を封じ込めるのは力だけだと、そう信じておりますがわしの考えは違います。

わしが思うには、普通の人々のありふれた日頃の行いこそが悪を寄せ付けない元かと・・・
互いの親切や、愛の心・・・


何故ビルボ・バギンズなのか。
多分わしも怖いのです。
彼が勇気をくれる。

映画「ホビット」より

指輪物語のシリーズでは、ご存知の通り、
ホビットという、戦闘とは無縁の平和な種族が
重要な使命を背負い、
様々な困難を乗り越え、悪に打ち勝つストーリーが描かれます。

「葬送のフリーレン」の中でもこのテーマを思わせる場面がいくつが出てきます。

まず、ゼーリエとフリーレンが初めて対面するシーン。

一目でフリーレンのポテンシャルに気づいたゼーリエは、
フリーレンが望む魔法を与えようとします。
しかしフリーレンはそれを断ります。

フリーレン:
いらない
魔法は探し求めている時が一番楽しいんだよ

ゼーリエ:
フランメ、
やはりダメだこの子は
野心が足りん
燃え滾るような野心が

フランメ:
せんせい、
この子はいつか魔王を倒すよ
きっとこういう魔法使いが、平和な時代を切り開くんだ

「葬送のフリーレン」より

フリーレンは、偉大な力を手に入れることに興味はない。
プロセスに価値を置いてる。
つまり、ささやかな日常の楽しみ、
その積み重ねですね。

もう一つ場面を紹介しておくと、
フェルンが1級魔法使いの試験に合格し、
「服の汚れをきれいさっぱり落とす魔法」を
ゼーリエから授けてもらうところなんかもそうですね。

(ちなみに私はこのシーンのショート動画見てて、今回の気づきに至った)

「これで洗濯が楽になります」
と誇らしげに言うフェルン。

フリーレンはフェルンの頭を撫でて、
「それでこそ私の弟子だ」
と褒めます。

ゼーリエさんはこんな顔になってましたけど。
<(´⌯ ̫⌯`)>

出典
「葬送のフリーレン」第28話
「また会った時に恥ずかしいからね」


困難を乗り越えるのに、
派手な力や特別な能力は要らない。

日常の中にささやかな幸せを見つける力こそが、実は最も強い力なのだ。

そんな気づきを与えてもらった瞬間でした。


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