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葬送のフリーレン

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『葬送のフリーレン』は、現在(いま)とても熱いマンガの一つだと思ってます。表面的には淡々と進んでいる雰囲気の時が多いですが、魂が熱く、奥が深い。原作マンガ、アニメいずれかを問わず…
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2024年10月の記事一覧

現代で大事な感情は「平穏」

こんにちは!てるかファームのKazuです。 kindle書籍出版中です。 現代人のカギになる感情は「平穏」です。 「葬送のフリーレン」という漫画が流行っているのをご存じでしょうか? 最初にNetflixでタイトルと絵を見たとき、最近よくある異世界系かなと思いました。 また無能な主人公が異世界で無双していくのかなと。 ところが、アニメを数話見て全然違うことに気がつきました。 あらすじは簡単に申し上げると、物語は、フリーレンが人間の勇者ヒンメルや他の仲間たちとともに

葬送のフリーレンという優しい話

正直認識はしていたもののあまり興味を持たずにスルーしてた 作品なのですが、結構気に入ったので今回は葬送のフリーレンの話。 なお12話までしか見てないのでそこまでの感想となります。 この時点で感想を書いてるのには些かの理由があるので それも踏まえての話となります。 序盤は退屈な話?人間とエルフでは生きている時間が違うため価値観が違う。 という価値観の違いをテーマとした話が本作なのであるが 近年ではよく描かれる勇者パーティの話である。 一昔前は勇者パーティといえば勇者が現れて

「文化が生み出す強さの違い~ハリウッドと『葬送のフリーレン』の比較」

これまでの2部で、ハリウッドと日本アニメの「強い女性像」について掘り下げてきました。今回は、なぜこの違いが生まれるのか? という根本的な問いに対して、文化的背景や物語の作り方を通じて分析していきます。『葬送のフリーレン』に描かれる内面的な強さと、ハリウッド映画でよく見られる外面的な強さが、どうしてこうも異なるのか。その理由を探っていきましょう。 文化的背景の違い ハリウッド映画における「強い女性像」は、しばしばDEI(多様性・公平性・包括性)や、社会正義に基づいたwoke

ハリウッドとは違う『葬送のフリーレン』に描かれる本当の強さ

さて、前回の第1部では、ハリウッドが描く「強い女性像」について触れ、視聴者が感じる飽和感や批判についてお話しました。今回は、その対比として、日本のアニメ『葬送のフリーレン』に登場するフリーレンやその他の 女性キャラクターたちの魅力に焦点を当てていきます。 ハリウッドとは一味違う、日本のアニメが描く「本当の強さ」とは何かを一緒に見ていきましょう(日本の〜とは言っても、今回取り上げるのは葬送のフリーレンだけですが。。)。 フリーレンのキャラクター描写《強さの裏にある弱さと成長

葬送のフリーレン第一話を味わう会

性懲りも無くアニメ「葬送のフリーレン」 シーズン1の第一話からまた ヘビロテをキメている。 第一話を改めて見て涙が出てるので 感受性オバケだなぁと我ながら思いつつ 良さを噛みしめたいので 第一話について、 特に 「魔王討伐の旅が終わった後」の 勇者一行の人生観について グッときたポイントを書き記しておく。 ① ヒンメル 魔王を倒して王都に帰る道中 ヒンメルが荷馬車の上で 「帰ったら仕事探さないとなぁー」 と言っている。 初見で「んっ?」と思った。 勇者といえば、そりゃ

「葬送のフリーレン」が止まらない理由

 この作品を見るのは2度目である。初めて見た時も、見返している今も、取り憑かれたようにず〜っと見続けてしまう。なぜなのだろう。このnoteでは、ネタバレをできるだけ避けているが、今回はそうもいかず  #ネタバレ を宣言する。  主人公のフリーレンは、エルフといわれる寿命1000年超(2000年とも)のヒトである。第1話はフリーレンと勇者ヒンメルら4人が10年の旅のすえに魔王を退治し、凱旋するところから始まる。魔族に脅かされてきた人類にとって、魔王退治は「平和な時代」の幕開け

『葬送のフリーレン』は、あのITエンジニア本大賞に似ている || プログラマーとしての姿勢と心構えについて

10年以上職業プログラマーをしている。 人並に技術書も読んできた。あくまでも仕事のためであり、その読書は技術を身に着けるためのものだった。 そんななか、これまでにはない読書体験の技術書を読んだ。 プログラマーとしての姿勢と心構えを改めて考えさせられる、骨身に染みる読書だった。 その技術書は『葬送のフリーレン』だ。 ※『葬送のフリーレン』のネタバレを含みます。 『葬送のフリーレン』は技術書である『葬送のフリーレン』は、週刊少年サンデーにて連載中の魔王討伐後の世界を旅す

「葬送のフリーレン」第1期 面白いやん

このアニメの設定も視点が実に変わっていて興味を引いた 勇者一行によって魔王が倒されてから50年後の仲間との再会 そして仲間たちの寿命による死別 魔法使いエルフのフリーレンは エルフ族のため人間と時間の流れ方が違う 年老いたヒンメルの死を経験し 「人を知るため」に 新たな仲間・フェルン、シュタルクと 共に 「魂の眠る地(オレオール)」 を目指す旅に出る 面白い ほとんどの生命はいつか必ず死ぬ運命だ 物語の中でフリーレンが エルフは恋愛や生殖などにはほぼ関心が

Episode 783 知ろうとするのが大事です。

今年もはやいもので、10月になってしまいました…と、いうワケで、今月も「『葬送のフリーレン』を Autistic(自閉の民) 視点で深読みしてみよう」の企画で、記事をひとつ書いてみます。 単行本を月に一巻ずつのペースで読み進めて、今回は連載9回目です。 当然、今回のテキストは単行本の第9巻ということになります。 それでは第9巻のあらすじを…。 魔王城のある北の果て「エンデ」を目指すフリーレン一行は、北部高原を進む途中、城塞都市ヴァイゼの近郊で、一級魔法使い試験に合格して昇

心理カウンセラー的に「葬送のフリーレン」がおすすめすぎる理由6つ

こんにちは、カリフォルニアの心理カウンセラーのゆうこです 葬送のフリーレン、というアニメ・漫画をご存知でしょうか? 「もっと人の心を知るために」がテーマの本作は 観るだけで生きづらさを抱える人が気づきを得ることができる可能性がある ものすごいセラピー効果があると私は思っています。 めちゃくちゃおもしろいです。めちゃくちゃおすすめです。 AIが生成したフリーレンのあらすじはこんな感じです: 勇者ヒンメルたちと共に魔王を倒し、世界に平和をもたらしたフリーレンは、魔法収