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葬送のフリーレンという優しい話

正直認識はしていたもののあまり興味を持たずにスルーしてた
作品なのですが、結構気に入ったので今回は葬送のフリーレンの話。
なお12話までしか見てないのでそこまでの感想となります。
この時点で感想を書いてるのには些かの理由があるので
それも踏まえての話となります。

序盤は退屈な話?

人間とエルフでは生きている時間が違うため価値観が違う。
という価値観の違いをテーマとした話が本作なのであるが
近年ではよく描かれる勇者パーティの話である。
一昔前は勇者パーティといえば勇者が現れて
仲間が増えていき、悪を倒す。
変化球はあってもこの流れ自体は変わらなかった印象ですが
昨今はなろう系の影響もあるのでしょうか。
型通りは古い印象があるのかこの葬送のフリーレンも
勇者が魔王を倒して解散するところから始まるという
ストーリーとなっているわけですが……。

この話を見るにあたって、友人に少し話を聞いた所
「7話までは退屈だよ」
と言われ、まぁそういうストーリーもあるよねと
若干覚悟しながらアマプラで視聴を初めたわけです。
ちなみに自分が評価している作品の中で
めちゃくちゃ好きだけど唯一序盤がだれてるなーと
思ったのはシュタインズ・ゲートですかね。
皆を大事にしている日常のシーンということで
描く必要のあるシーンなのですが些か退屈だったのを
未だに記憶しています。

実際に受けた感想

正直1話目の数分の印象が良くなくて……。
言い方悪いんですが最近ファンタジー=なろうのイメージが強すぎて
一度見るのやめてたんですが、その後腹くくって視聴した印象は
とても優しい物語という感じでした。

退屈」と話した友人とは年もそんなに離れてないので
ジェネレーションギャップでもないと思われるため
これは個人の感性の問題なんでしょうね。

特に序盤のフリーレンは目立った冒険活劇をするわけではなく
勇者パーティで一緒だった人間の最後を看取ったり
その人間の遺言を果たすために些細なことを行ったり。
周りの人間からは「いちいちそんなことしなくても」と言われるが
フリーレンはそれを淡々と、クソ重い感情を乗せるわけでもなく
本当に淡々と、しかし「大事なこと」としてこなしていくという
話が暫く続くわけですが、これが自分にはかなり刺さりました。

孤独を「感じている」がゆえに刺さるものがある。

……のかもしれません。
正直私も友人が多いタイプではありません。
フリーレンと似たタイプというと若干偉そうな感じがありますが
青春時代、よく遊んだ知り合いもいますがもう10年以上会ってません。
たまに最も親しかった親友からは電話が来ることもありますが。
会ってないですが未だに彼らは親友だと思ってます。
が、これからも会いに行くことは無いでしょう。
人によって考え方はそれぞれでしょうが
仲が良いから都度都度会うことが大事だとは考えてないです。
本当に必要なときに集まれればいいのだと思ってます。

正直毎日面白楽しく生きている訳でもありません。
ゲームが好きなんで夢中になってる間は多少没頭してることもありますが
基本ニュートラルなときは「なんで生きてるんだろう」って思うぐらいの
テンションで生活してます。
フリーレンも作中で「ただダラダラしていただけ」といいますが
まさしくそんな感じです。

でも死ぬ前にみんなで何かを見に行きたいという気持ちもあるし
死んだら遺言残すかはしらないけど、なんか一つ託して
それを誰かにやってもらえたらいいななんて気持ちもある。

フリーレンってそういうの律儀にこなしてくれていて。
それが心に響くんですよね。

12話まで見て感想を書いてる理由

まぁわざわざ書くほどじゃないんですがこの時点で書きたくなった理由は
少しずつではありますが葬送のフリーレンがバトルものみたいな
雰囲気になりつつあるから。

魔族の話になってから心の話じゃなくて
魔法とか強さの話にシフトしつつある感じがあるんですよね。
だから全部見終わったときにはもういっか。
ってなっちゃってるかもしれない。
今書きたいと思ったので書き連ねてるわけです。

この後もフリーレン風にいうならだらだらと12話以降を
見ていこうと思いますが今季から2期がはじまるみたいなので
ちょっとペース上げて見てかないとなーなどと思ってる次第です。

楽しかったらもう一度改めて感想を書きたいと思います。

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