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お母さん心理学

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自分のための備忘録
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続 支援級を選択するということ。選択させるということ。

続 支援級を選択するということ。選択させるということ。

ふと思い出した。

美沙が支援級を選択すると言ったあの時の選択、なぜスッキリしなかったか。

まぁあれこれ書いていたのだけど、単純に、シンプルに「漢字がかけない読めない」ということが、障害という視点には思い至らなかったからだなと。

そして、さらに、え?と思ったのが、美沙が大学に入った時に自分で診断を受けたいとなった時、初めてこれを「軽度知的障害」というのか・・・ということで。

また、ここでも大

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親としてできること。

親としてできること。

みんなが簡単にできることができない。ま、要はね、何度言っても指示が入らない、とも言うかな。

だから人よりミスも多くなる。それも単純なミス。

するとだね。外野が言うわけよ。
聞こえないように。いや、意地悪な人は聞こえよがしに言うよね。

あの人、なんでこんなことできないんだろうね。

ねぇ?あの人ちょっと・・・な人?

ちょっと自分よりできないからって。ちょっと自分よりわかってないからって。

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「かなわね」の背景

「かなわね」の背景

2000年生まれの娘、美沙はとにかく漢字が書けない読めない。
そんな子どもだった。

それ以前にも色の認識が出来なかったり、数字の6が書けなかったり。

おそらく先生の一斉指示すら入っていなかったと思う。

そんな様子を見るたびに、私は呪文のように「2人姉妹で下の子だから」・・・そう唱えていた気がする。

きっともう少し成長すれば周りのみんなに追いつくはずだ。
そう信じていた気がする。
だけど、ち

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一般社団法人ミラクルギフト代表理事大橋美穂ができること。

一般社団法人ミラクルギフト代表理事大橋美穂ができること。

小学校 中学校 高校 大学の美沙への対応。

今思うと、ほんとうにありがたかったのです。

きちんとしていただいていたと、今なら思えるのですが・・・

学校は子どもが主体だからこそ。

でも、悲しかった。
でも、怒りでしかなかった。
と思うのは、
お母さんとしていろんなことに葛藤しながら訳のわからない、まだ見えない将来に対してああでもないこうでもないと悩み苦しんでいたその時々の日々のことを

蔑ろ

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支援級を選択するということ。選択させるということ。

支援級を選択するということ。選択させるということ。

美沙は小2の頃に、これは普通の子たちとは違うという違和感から、
先生方と連携して、小2の頃に取りだし(別の部屋で個別に勉強を教えてもらう・・・今にして思えば本当に贅沢な時間)を経験。

小3ではその担当の先生が派遣されなくなったということで、個別に支援級で勉強を教えてもらう(今にして思えばそれが通級だったのかな・・・にしてもやっぱり贅沢)。

小4でそれがなくなるタイミングで、これまたタイミングよ

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Joyfull of life!人生は喜びで溢れてるんだ。

Joyfull of life!人生は喜びで溢れてるんだ。

ええほんと。
全ては結果論。
終わりよければすべてよし。

だから途中なんてどうでもいいのかもしれない。

いんやーーーー。

私にとっては全て途中がものをいったと思ってる。

こんな今の結果を見て、やっぱり1番めんどくさいこと言ってるのは過去の自分で、こうじゃなきゃ、そりゃダメだ、って、その時点で大事に握っていた価値観やら常識を振りかざして今の私に迫ってくるんだろうな。

だからこそ、私はその当

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お母さん、お任せください。そう本気で言うためにこれから私がやること。

お母さん、お任せください。そう本気で言うためにこれから私がやること。

移動MISA美術館とは・・・

※このクラファンは
すでに終了しております。

大学時代の美沙が
描いた数々の絵を
市内の学校へ
巡回させるという一大プロジェクト。

そして今回
相模原市立湘南小学校で
開催されました。

そして今回は
美沙先生を派遣しましたよ。

全校生徒20名という
小規模校なので
一つの教室に
全学年がまぜこぜになって
一つの授業をするという形態。

そして、なんと校長先生

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大丈夫だよ。

大丈夫だよ。

子どもを大丈夫って思えない。=それを見ている親の私が大丈夫って思えないものを思い切り体現してる我が子。

こんな点数とってきて、うちの子どうなっちゃうのぉ。

・・・って全くもって大丈夫だったわけ。

見事なまでにそんな数字で評価される世界から、自分で飛び立ってた。

でも本当のきっかけは、「なんで美沙はバカなんだろう。〇〇くんとノート取り替えたら頭良くなるかな?」ていう一言。

それまでなんとか

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あの日々があったからこそ思うこと。

あの日々があったからこそ思うこと。

先日
こんな講演会を
開催していただきました。

移動美沙美術館を
開いてくださった
八王子市立片倉台小学校にて
「好きを大切にするって
なんてステキ!」
というテーマで
まずは館長の神原由香里先生が
美沙の絵をあれこれ
語ってくださり。

いやぁほんと、
聞きながら
しみじみと
美沙ってなんて幸せな
子どもなんだろうなぁ
と思うほどに
美沙の成長と
美沙が描きあげた絵を
語っていただけたこと。

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歳をとるってそういうことだ。

歳をとるってそういうことだ。

発達障害というものに
娘を通じて
そしてそんな娘から
我が身を通じて
思ったのはね。

当事者は
どうにもならないよってこと。

あれができる様に
これができる様に
それやらせちゃダメ
こうしなきゃダメ
将来がね

だからなんとかしなきゃ

このままじゃダメなんだ・・・

ってね。

もちろん本当にその状況はある。

それは痛いほどわかる。

私もその中で
あれこれやったし
どうにかしなきゃって

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