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かいごの基本 手と足の位置

 もう半年以上もなれば、利用者さんとの会話も増え楽しくなってきているかもしれません。
 先輩にも色々任され、自分でもできている感じを味わっているでしょう。
 そんな時に、事後報告を書くこともでてきます。
 手にあざ、足に打ち身、皮膚の剥離等を発見。
 どうして?何故かベッドからの移乗した後にできている様子。
 なぜなんだろう?から検討してほしいです。可能性は一つではありません。
 一つの可能性として、移乗介助の場面を振り返ってみましょう。
 
 先輩に教わった通りに、声掛けして、利用者の残存機能を使いてもらいながら安全に行っていることでしょう。
 
 では、全介助の利用者さんは?

 全介助とは、自分で立てない為に、第三者の力が必要ということ。
 介護現場では、もう毎日のように行われる介助ですね。
 ここで、注意が必要です。
 1人で移乗する際、ご利用者の手と足の位置って見えてますか。
 意外と気にならない事かもしれませんが、あざの原因になる可能性が高い場面なのです。


移乗介助のリスクを考えましょう


 
 手の位置は、職員の服をつかんでもらったり、肩幅より内側より入れてもらったり工夫しましょう。
 足は、車椅子にぶつかったり挟まらないように注意しましょう。
 当施設は、車椅子のステップを外すため、取付部に足が擦れたり、引っ掛けたりする可能性があるためタオルやひざ掛けでカバーするようルール付けしてます。教科書にない工夫です。
 これが、大切なのです。自分たちの過去の経験を生かして、伝えていく事が利用者の安全に繋がります。
 車椅子を押す際も。利用者の手がタイヤに擦れたりしないか常に確認しながら介助しましょう。
 介助する時は、体をコンパクトにしていただくことで怪我のリスクは減らせます。



 

 

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