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あれこれ心配していないか?

完璧主義の人は、未来についてあれこれ心配している。
上手に力を抜く人は、今に集中している。

あなたは、一つの作業をしていても、突然他のことが気になってしまい、つい別のことにあれこれと手をつけて、非効率になってしまうことはないでしょうか?

完璧主義の人は、心配性の傾向があるので、「何か忘れていないか?」「大丈夫か?」と、あれこれ心配してしまいます。

私も以前は特にそうでした。(実に今も…)

資料作成をしていても、途中でメールの返信をしたり、漏れていた電話連絡をしたりしていました。

このようにマルチタスク(multitasking;同時併行で着手)で仕事をしていると、仕事を切り替えるたびに頭のギアチェンジをたくさんする必要があります。

そのため、集中力は散漫になってヘトヘトになり、結果、やりかけの仕事ばかりがたくさん残ってしまいます。

一方、上手に力を抜く人は、シングルタスク(singletask)で一つのことに集中します。

一つの作業をし始めたら、横槍が入ってきても、「今、手が放せないから」と伝えて後に回し、緊急なら受けて、「返事は午後に返すね」と最優先の仕事を完了させることに集中するのです。

集中して一つずつ終わらせることで、余計なギアチェンジが必要なくなり、着実に仕事をこなしていくことができます。


集中の良い働き方はシングルタスク

仕事のギアを変えると、基本的に気持ちとモードの立ち上げに時間がかかり、エネルギーを消耗します。起動に乗るまでの時間もかかるので効率も悪くなります。

効率化のためには、シングルタスクで一つの仕事に集中することがポイントです。

完璧主義の人は、できなかったらどうしようという心配と不安を常に抱えています。

「Aの仕事は間に合うだろうか」「Bの仕事は本当に決裁がうまく通るだろうか」といつも心配が頭をもたげます。

何となく不安なことや、想定しきれていない事態へのおそれが奥に潜んでいて、それが起きたらどうしようと恐れるのです。

もし重要な仕事の途中で他の心配事が頭に浮かんだ時は、いったん紙に書いて脇においておくといいでしょう。書くだけで不安が解消しない場合、「何をする必要があるのか」「いつから手をつけるのか」まで書いておくと安心して手放せます。



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