ライフ イズ ビーフorチキン
お腹が空く
なにを食べようか考える
肉か魚がいいなと思う
どの店に入ろうか考える
肉も魚もある店に決める
選んだ店に入る
店が混んでいなければ
どこに座るかを一瞬考える
席を決める
席に着いてメニューを開く
肉か魚どちらにするかメニューを見ながら選ぶ
料理を決める
注文をする
料理が来る
もしも頼んだものと
ちがうものが来たら
これじゃないですと伝える
なかには伝えない人もいる
そして食べる
何かひとつを決めるにしても
僕らはこんなにも選択をしている
つまりは
瞬間瞬間に
オーディションをしている
選んだものがやってくる
必ず手元にやってくる
こうしたい、という希望ではなく
こうする、という選択をしているから
だからとても意地悪だけど
こうなりたくない、と思っていると
こうなりたくない、を選択するから
なりたくなかった事が起こる
自分にとってどちらでもよいことは
どちらかに転ぶ
自分にとって必ず必要なことは
必ず起こる、そうなる
自分にとって必ずいらないことは
必ず起こらない、そうならない
自分が選択したことを手にするために
知らないといけないこと
経験しないといけないこと
必要なことは必ず起こる
今目の前にあることで
落胆する必要はないかもしれない
でもたっぷり落胆したっていい
たっぷりと落ち込まないと
気づけないことがあったりする
だからうんざりもするけど
最後は結局
自分に合った自分になれる
僕らの本音はなりたい自分の真ん中にある
自分に合った自分、になることを望んでいる
だから自分以外の他の誰にも
自分の事を決めてもらう事ができない
選択することをやめられない
決めているのは、いつも自分
誰かに任せるのもゆだねるのも
それを決めるのは自分
それを決めたのは自分
誰にも任せないゆだねない
それを決めたのは自分
なんで自分ばっかり、てなるのは
それを自分で決めたから
逃しちゃくれないけど
逃げるのだって自分
自由には責任、なんてそんなのはない
ただ僕らは
選択するのを
やめられないだけ
ただ、それだけのこと
ただ、それだけのこと
必要なものは必ずやってくる
やってこない時は
自分もそれを選ばなかっただけ
2024.11.19(火)
二階堂 新太郎