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【noteで学ぶ健康習慣の科学62:『シュガーラッシュ』を信用するな! という研究】

 こんにちは(o・ω・o)カエルです。

『シュガーラッシュ』って言葉を聞いたことがありますでしょうか?
 聞いたことがなくても、ある程度の年齢の方は意味はご存知かと思います。

「疲れた時は甘いものを摂ろう!」

 って理論のことです。
 聞いたことありますよね。
「疲れた時に甘いものを摂ると疲れがとれる」
「集中力が戻ってくる」
 とか。

 で、これが真実なのか?
 を調べた研究がコチラ。

 シュガーラッシュに関するメタ分析論文となっており、31の文献と1300人を超える被験者のデータを基に「シュガーラッシュって本当はどんな効果があるの?」を調べています。

 で、さっそく結論ですが。

✅砂糖を摂ることで気分が向上することはない。30分後には疲労感が増加。60分後には集中力が低下する
 
✅31の文献全てで、シュガーラッシュのポジティブな効果は無かった

 ってことで全否定されてます。

 ちなみにこの研究では「砂糖の種類」に言及されておらず、「砂糖を使用したお菓子&甘い飲み物」のみが対象。
 
 これが「果物に含まれる果糖」や「フラクトオリゴ糖などのオリゴ糖」の場合は結果が異なってくると予想できます。

 例えば[果糖]と[人工甘味料]では脳機能に変化はなかったが、[ブドウ糖]と[スクラロース(砂糖の主成分)]を摂った場合は認知機能が低下した。というデータがあります。

 糖類ごとの実際の効果は未解明の部分が多いのでここでは端折りますが、

✅疲れた時に砂糖を摂るのは逆効果

 というのは把握しておきたいですね。
 
 なお、集中力を上げる目的であれば[カフェイン]と[テアニン]の方が効果があります。

[カフェイン]はコーヒーや紅茶、チョコレートに。
[テアニン]は緑茶などに。
 実際に集中力増加効果がある量に関しては飲み物からの摂取ではなくサプリメントの活用となってしまいますが……、甘いもので回復がはかれないのであれば、コーヒーや緑茶などで多少の回復を狙うほうが効果的と言えます。
 
 とにかく「砂糖を使った甘いものでは回復はできない」という事は強調しておきます(o・ω・o)


【参考記事】


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