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【1分で読めるnoteで学ぶ腸内細菌35:柑橘類でメタボを回避できるという話】
こんにちは(o・ω・o)カエルです。
日本人の1分間の平均読書速度は400~600文字
ということで今回は『加齢と腸内細菌叢の変化』について紹介します。
(蛙・ω・)<ゆっくり(1分)していってね。
■メタボリックシンドロームとは
メタボリックシンドローム(MetS)とは
心筋梗塞や脳梗塞の原因となる動脈硬化を進行させる危険因子を複数併せ持つ状態のことで、内臓脂肪型肥満をきっかけに脂質異常、高血糖、高血圧となる身体異常のこと
現代人は欧米食が主流になったことで、高脂肪食を口にする増え、メタボリックシンドロームになるリスクが上昇しています。
肥満にならないように、気を付けている人。
肥満を改善するために、努力している人は多いのではないでしょうか?
■紹介論文
2020年の動物実験で
✅柑橘類の皮に多く含まれるポリメトキシフラボンが『バクテロイデス菌を増加』『フィルミクテス菌を減少』させ、肥満リスクを抑制する
ことが明らかになりました。
□論文より引用
高脂肪食を摂取したマウスは通常食を摂取したマウスに比べて体重の増加、精巣上体脂肪の上昇、肝臓の重量増加、血清中のコレステロール量の増加、糞便中のBCAA濃度の増加などが見られた。
しかしポリメトキシフラボン(PMFE)を投与したマウスでは、これらの影響が通常食のマウスのレベルまで抑制された。
また、高脂肪食のマウスの糞便にはフィルミクテス門の細菌が増加していましたが、PMFEを投与したマウスではバクテロイデス門の細菌を増加していることが分かりました。
とのこと。
フィルミクテス菌は高脂肪食を代謝発酵させることで肥満の原因となる腸内細菌であり、逆にバクテロイデス菌は食物繊維を代謝発酵させることで肥満を改善する働きをすることが解っています。
ポリメトキシフラボンを食品・サプリメントで摂ることで、肥満リスクを抑制できる可能性が高いことを示唆しています。
■ポリメトキシフラボンを摂るには
・柑橘類
・ブラックジンジャー
に含まれることが分かっており、柑橘類に関しては特に皮に多く含まれるとのこと。
特定の柑橘類に多く含まれているというデータは見付かりませんでしたが、論文そのものが近年のものなので、今後研究が進むと思われます。
一方、ブラックジンジャーに含まれているポリメトキシフラボンを抽出したサプリメントは既に発売されていました。
臨床試験されたものではないため信頼度は高くありませんが、肥満抑制のために試してみるのはアリかもしれません。一応Amazonに載っていたものを載せておきます。
フィルミクテス菌を減少させる効果が確認されているというのは大きなメリットなので、今後のポリメトキシフラボンの研究に期待したいですね(o・ω・o)
最後に良かったら♡スキをお願いします。
それではまた明日〜(o・ω・o)ノシ
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