君に届けばいいと平凡な願いを込めて
夜は少し涼しくなった気がする今日この頃。
チキンステーキを作るのにハマっている。
脈略なんて無いにも等しいけれど、たまたま見かけたプロのチキンステーキの作り方に興味を持って実際にやってみると、本当においしく仕上がった。
パリッとした皮に、信じられないくらい柔らかくなった身。これまで知らずに作ってきたチキンたちへ、正式に謝罪の言葉を送りたいくらいだった。
味つけは柚子胡椒が好き。思いついた人、本当にすごい。調味料なんて研究されつくされているだろうに。
ちなみに「チキンステーキ プロ」で動画検索すると、山ほど出てくるので気になったらぜひ。
スクールオブロック主催の10代限定フェス「閃光ライオット」がきっかけで、climbgrowの曲を初めて知った。
10代とは思えない渋さと色気のある声で歌われる『叫んだ歌』。カッコいいという言葉以外、その曲には似合わなかった。
大学生のとき、ライブハウスで初めて演奏を観て、実際にバンドでもコピーして。あまりの難しさにギタリストの友人は悲鳴をあげていた。
そんなclimbgrowの『極彩色の夜へ』は、彼らの尖りきった切れ味のいい音と、当初から変わることのないまっすぐな想いが詰まった、メロディアスなロックナンバー。
ラスサビの〈中指に込めた愛を歌っているよ〉という歌詞が、まさにclimbgrowの音楽を体現しているようで、ずっと大好きなフレーズだった。
愛を裏返して伝えてくれるから、いっそう想いが伝わってくるのかもしれない。