7月13日 コロナ禍で急増!?船舶免許取得者
普段の仕事と無関係なケーススタティで頭の体操。
その日にちなんだ過去の事象をビジネス視点で掘り下げています。
視野を広げ、ビジネスの頭の体操をするのにぴったり。
考えるための質問例はこちら。
新潟県新潟市に事務局を置く日本海マリンクラブが制定した「水上バイクの日」です。
日付は「な(7)み(3)」(波)の間に「/(1)」で「波を切る」と読み、水上バイクの爽快感を表していることに因むそうです。
水上バイク。
密じゃないですし爽快でしょうね。
水上バイク=ジェットスキー、と思っていたのですが、実はウォークマンと同様、カワサキの登録商標だそうで、ヤマハはマリンジェット、ボンバルディアがシードゥー、という商標だそうです。
その水上バイク、一般社団法人日本マリン事業協会によると、新造一定の検査数(つまり新車の台数)の推移は以下の通りで、2016年の3,478台をピークに2021年には2,446台となっています。
参考までに、輸出も含むマリン事業に係る国内市場規模(出荷金額)の推移がこちら。
2021年では市場全体で264.2億円。うち、モーターボートが177.2億円、船外機が52.4億円、PWCが34.4億円となっています。PWCというのがパーソナルウォータークラフトの略で水上バイクを指します。PWCは2020年比15%増となっています。
船を操縦するには免許が必要です。
小型船舶操縦士の免許の種類は、
☑️ 一級小型船舶操縦士
☑️ 二級小型船舶操縦士
☑️ 二級小型船舶操縦士(湖川小出力限定)
☑️ 特殊小型船舶操縦士
があります。
詳細はこちらの、一般社団法人日本海洋レジャー安全・振興協会のHPをご参照ください。
このうち、水上バイクを運転するために必要なのが、特殊小型船舶操縦士免許です。実は、コロナ禍とタイミングを合わせてこの免許取得者が2020年度から急増しています。
やはり、密にならないレジャーとして始める人が増えているようです。水上バイクも今後売上が伸びることも見込まれます。
さて、そのような水上バイクですが、世界のシェアのほぼ半数を占めているメーカーが日本のヤマハ、なのです。
同社の資料になりますが、2019年の水上オートバイ(水上バイクの別の呼び方です)の世界総需要が13.3万台ですが、ヤマハの出荷台数は4.3万台と32%を占めているのです。
ヤマハの売上高の内訳では、水上バイクを含むマリン事業は3,911億円で21.6%を占めています。
最後に、ヤマハの水上バイクが30年ぶりにモデルチェンジして話題となっているようです。価格は139万1500円(税込)となっています。大型バイクと同程度、でしょうか。大型ワゴン車に搭載できるサイズとなったこともポイントだそうです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
皆様の頭の体操ネタが1つでもあれば嬉しいです。
一昨年からこうした投稿をしてきました。以下のマガジンにまとめています。