
#566 「変わる、変える、やり切る」 #今年学んだこと
#今年学んだこと というお題を見つけたので、今年の目標を振り返って、メモ。
1、難しい目標設定
ザ中間管理職です。
営業部門ではあるものの、私が所管するのは企画や営業支援の部署。となると、日々売り上げや利益などの数字が出てくる営業担当と違い、目標設定や評価というものの難しさがあります。
もちろん、営業担当でも数字だけで評価するわけではありませんが、はっきりと数字という誰がみてもわかりやすい形で結果が出て、それを元にメンバーとコミュニケーションし、その中身を見ていく、というプロセスは使えません。
しかも、企画から営業支援と、いわば部門の「なんでも屋」とも言えるところで、ほかに当てはまらないものに関してはとりあえずうち、ということになるので、メンバーのやっていることも、本当にバラバラです。
となると、同じ物差しで測れない、でも、勤務先の評価システムでは序列をつけないといけない、となるので、毎年評価の時に頭を悩ませます。
当然、そんなの目標設定できちんとしておけばいいじゃん、ということなのですが、それぞれの業務が違いすぎるので、横串をさせる目標にはならないため、序列、というのが難しいところです。
ということで、今年は、共通目標として、「変わる、変える、やり切る」というのを掲げました。
やってることはバラバラで、例年通り個々の担当業務に関して目標を設定するのに加えて、
☑️自分が変わること
☑️現場を変えること
☑️それらをやり切ること
を必ず目標に入れてほしい、としたのです。
2、1年経って
さてそろそろ年度の締めです。評価の時期です。
年間1回の評価だけではなく、四半期ごとに振り返りの機会を設けているのですが、その機会にはメンバーが、「変わる、変える、やり切る」という切り口で目標と進捗を語ってくれるので、コミュニケーションの質が変わった気がしています。
これまでは、結局は自分の業務の進捗であり、一番わかってるのは当然自分。それに対して評価者の見方やフィードバックは当然聞くものの、「見解の相違」というのがあるままで終わってしまうことも正直ありました。
ところが、こんなふわっとした、抽象的な、スローガン的なもの(とはいえ考えて設定したものではありますが)、であっても、共通のお題(?)を設けただけで、目標設定時からメンバーの目線が上がった気がしていましたし、前述した通り、四半期ごとの面談でもその軸で語ってくれるようになりました。
もちろん、完璧ではないのですが、難しくともハイレベルでもいいので共通の目標を掲げることを重要性を学びました。
3、まとめ
いかがでしたでしょうか?
数値で測りにくい部門を所管されている方でもっと上手くやっている方はたくさんいらっしゃると思います。その中で私の取り組みは初歩の初歩、という感じですし、もっと言えば、数値化しにくい目標でも、数値化できる方法はある、ということもあります。
とはいえ、第一歩、として共通の軸を指すことの重要性と効果を実感できました、というメモでした。
来年は主要メンバーが入れ替わる、という試練の年になりそうですが、逆に、新しいことを試しには良い機会とも考えています。
目標設定と評価方法もその一つで、今からどう発展させていくか、頭を捻っているところです。
数値化できる、すぐに結果が出る、というのは厳しい反面、PDCAも回しやすいです。一方で、ミドルセクションというのはどうしてもそこまでのスピード感やわかりやすさがなく、ともすると、前例踏襲、安定運用、自分業務範囲をしっかりこなす=サイロ化・業務が個人に紐づく、といった問題を起こしやすいと思っています。
それをどうやって解決していくか、今年の学びを活かして来年に繋げて、メンバーの成長にも繋げられたら、と考えています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
例によって個人的なメモ、しかも、はじめの一歩、というにも小さな話だったかもしれませんが、どこか参考になるところがあれば嬉しいです。