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#560 部署のエースがいなくなる!? は新たな人材発掘&業務見直しの好機!
会社において異動や転職はつきものです。なかでも中心的存在がいなくなる!?となると管理職としては困ったなぁ、というところですが、新たな人材発掘と業務見直しの機会ではと思ったので、メモ。
1、できる人ほど転職してしまう。。
ザ中間管理職です。3つのチームを担当していますが、この度、一番できるメンバーが転職することになりました。
外資系でジョブ型なのですが、処遇もそれに合わせて設定され、マネージャーになるなど新たなジョブにならない限りは物価上昇分ぐらいしか基本給は上がりません。
となると、若手で担当者として入ってくると、どんなに頑張っても基本給の上がるスピードはゆっくりです(業績評価ボーナスはありますが…)。
外資系で転職が多いのはこの点でして、給料を上げようと思ったら、社内で上のポストに昇進するか、社外の今より高いポジション(=処遇)に応募して転職するか、のどちらかになります。前者はポストが空かないと無理ですので、他社も含めて機会を探した方が良いわけです。
1年ほど前にそんな話があって、こちらも引き留めたい人材でしたので、人事と相談し、通常の昇給幅を超えた処遇にしてはいたのですが、それを超えて希望の職種とポスト(=処遇)が見つかったようです。
まぁ、本人にとってはめでたいことですので、快く送り出してあげようとは思うものの、管理職としては、人繰りに頭を悩ますことになります。
すぐには補充してもらえないですし…
2、エースであるほど、抜けた時の変化は大きい=チャンスも大きい
彼は、エースと認識されるだけあって、担当している仕事でも、それ以外でも存在感を発揮していました。
年齢的には最若手に近かったのですが、他の人の仕事についても物怖じせず意見をはっきりいうタイプでしたし、的も得ていましたから。
正直どうやって埋めるかな、というところですが、逆に部署を大きく変える良いチャンスとも捉えることができます。
エースがいて回っていると、「エースがこういうなら」ということで自分の意見を言わなかったり、言ってもエースが何か言うと、簡単に同意したり、ということが多くなるのでは、と思うのです。
そのエースがいなくなるのです。
社内異動ではないので補充はタイムラグがあります。コストにうるさい今、下手をすると補充がないかも知れません。
いずれにしても、今そのエースがやっている業務を残りのメンバーで割り振って乗り切るしかありません。
となると、これまで遠慮していた(かも知れない)メンバーがより主体的に考え、発言し、手を動かさなければならなくなります。
これは好機です。
チームを強くするチャンスです。
しかも、埋めなければならない領域は広いのです。
領域が大き分、様々なタイプの業務が存在しますから、大変ではありますが、割り当てる際、メンバーそれぞれの得意分野や興味がある分野を改めて把握し、それにあった業務を割り当てることができる可能性が高くなります。
もちろん、今の業務に追加して、ですので、業務負荷を増やすことになりますが、そこは減らせる業務を見つけることとセットとしなければなりません。
これも、埋めるべき業務が大きいので従来の延長線上の発想ではとてもできないでしょう。となると、根本から見直す必要があります。
これも、今の業務フローを改めて見直す好機です。
チームを強くするチャンスです。
3、まとめ
いかがでしたでしょうか?
なんか無理やり前向きに捉えようとしているなぁ、とお感じかと思いますが、
はい、その通りです(笑)。
実は、3つあるチームの最もベテランで頼りになる責任者が異動(これは本人にとっても良い異動です)が決まったタイミングでしたので、このエースに抜けられるのは本当に頭が痛いのです。
2日ほど悩みまくっていましたが、ここまで書かせていただいたように、チーム変革の良い機会だ、と捉えることとしました。
と、なると、次々にアイディアが湧いてきました。
それがメンバーに受け入れられるか、そもそもワークするか、はたまた、どうやってメンバーに腹落ちしてもらって前向きに捉え、動いてもらえるか、という、最も肝心なところはこれからですが。。。
でも、悩んでも嘆いても変わらないことなら、好機と捉えていくしかないかな、と。
そして、ちょっとワクワクしている自分がいてちょっと驚いています。
はてさて、どうなるか。。
最後までお読みいただいてありがとうございます。
いつにもまして個人的なメモとなりましたが、どこか参考になるところがあれば嬉しいです。