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私の推薦図書5選 vol.1

秋の夜長に一冊、いかがですか?
テーマもへったくれもありません。ランダムに紹介していきますのであしからず。

「数学する人生」  岡 潔

わからないものに関心を集めているときは既に情的にはわかっている、それを知的にわかるようにすることが表現だという指摘に涙が出る。
こんなことを数学者に書かれると、文系理系の区分など無意味だと思いますね。的を得た美しい文章。


「PIXAR <ピクサー> 世界一のアニメーション企業の今まで語られなかったお金の話」  ローレンス・レビー

単なるビジネス本かとナメてました。
ピクサーというからにはこれくらいのエンタメ感がないと!
人を映画へと掻き立てるのは「ペーソス」だとジョン・ラセター氏がどこかで語っていたのを思い出します。文句なしに面白い。


「ゆっくり、いそげ ~カフェからはじめる人を手段化しない経済~」   影山知明

三軒茶屋のカフェ マメヒコにて購入。
自分も法人を設立にするにあたり影山さんの思想に共感しています。
「ギブを動機とする経済」「自由の前提に立つ共生関係」提唱の納得度はもちろんですが、『会社も「ボランティア組織」じゃないかと思う』という指摘に心が軽くなる。私も仕事は社会への奉仕だと思っています。
さすが外資コンサル出身、と唸る理屈たっぷりの展開も好み!
次に紹介する清水先生の思想との連続性も感じます。


「〈いのち〉の自己組織: 共に生きていく原理に向かって」  清水 博 

現代科学では世界を何も説明できないことがわかった、ということを痛感しているのはまさに科学者たちなのだと思います。
私の一番の関心事である「共生」を考える上で、二重生命と与贈という概念は欠かせない。全人類がこの本を読んだら世界はどうなるだろう、そう思わずにはいられない内容です。
ちなみに私は清水先生が好きすぎて、主催されている 場の研究所 まで会いに行ったことがあります。科学者でありながら時に科学を否定し、自分の信じる新しい概念を広め深めていこうとされる姿勢が素晴らしいなと思います。


「運動指導者が断言! ダイエットは運動1割、食事9割」  森拓郎

私はダイエッターではありませんが、この本はライフハックだと思います。運動を推奨しない理由の一つが「辛いのに頑張ってストレスになるから」ってもう、シンプルにそれ!
痩せる云々よりも、冴えた頭で上機嫌に暮らせるって一番じゃない?
食事を変えることは本当に手っ取り早いなと思います。




前置き通りざっくばらんな紹介となりましたが、いかがでしたか?
私の愛する本たちに少しでも興味を持ってくださる方がいたら、こんなに嬉しいことはありません。
推薦したい本がある限り、続けていこうと思います。

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