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「お店が50歳になって、新しいチャレンジを始めました。」弱小中華居酒屋の娘のひとりごとnote その3

あなたにとって、行くと元気が出てくる場所はどんなところですか?


「あなたのふるさとでありたい」と、再度想いを確認したものの、3か月ほど時間が空いてしまいました。
最近やっと、少し動けたので今日はそのお話ができたらいいなと。

 ご縁で繋がった50年。

実は今日。2021年6月1日で、うちのお店は50歳になりました。

50周年に際して、本当は下記のお手紙を貼る予定だったのですが、お酒の提供を中止していることもあってお客様が減っているので、ちょっとこちらでお伝えできればな、と。

※オレンジのところは、具体名が入ってたので消しました。

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緊急事態宣言って何回延長するの、、、?

今年は50年!なんかお客さんに恩返しできるようなことがしたいなああと考えてはいたものの、度重なる緊急事態宣言。

緊急事態宣言下でもできることはないか?と考えていた矢先に、
酒類提供禁止。

ぶっちゃけ、もうこれで壊滅的。笑

今では一日に1組か2組くらいのお客様しかいらっしゃらない状態です。(それでもご飯食べに来てくれる近所の方に感謝してもしきれません。。)

なんでかというと、結局お酒を提供しているお店、20時過ぎてもやっているお店に人は集まってしまう。近所のお店は夜中まで笑い声であふれています。

気持ちは、むっちゃわかります、私だってみんなとお酒飲みたい…!

(私事ですが、5月に転職しました。そんななかで、全く飲み会もできず、ほぼリモートワークで顔すらもわからない状況で働かなきゃいけないことに、想像以上にトレス感じてます、、)

この緊急事態に何が正解なんてもうわからない、、し、単に政府の言うことを鵜吞みにしているわけではないです。ただうちのお店としては、お酒を提供することで感染のリスクが高まるというのであれば(※お酒飲むとみんな楽しくなっちゃうから、言ったってマスクつけたまま会食なんてなかなかできないものです。。)

というわけで、お酒の提供は我慢しよう。。。なくなく決めているのです。
仕入れていた生樽ビールの賞味期限も過ぎてしまいました、ビールちゃんごめん。。

お酒がないと、お客さんが来ない…!

「ふるさとでありたい、」
といってたのにもう挫折!??むりーーーーーー!!!

***

はじめてみたよ「くるみ喫茶」

お酒が解禁されるまでは、もうあきらめか。。
そんななか、実は半年くらいあっためていたことを思い出しました。

きっかけは、先輩からの「カフェ営業ってやってる?」の一言。
ちょうどその日が土曜日でわたしも本業が休みだったので、これはチャンスかもと思い、半年ぼんやり妄想していたカフェ営業をやる時が来た!!と思いました。

連絡をもらった5/27(木)には、カフェをやることを決めて。
5/28(金)には、メニューを作り、告知をして。
5/29(土)には、母のサポートを借りながら朝から買い出しに行き、店を掃除し、いつもは使わないカフェ用の器具を準備して。

いざオープンしたのが、「くるみ喫茶」でした。

キャプチャ

コンセプトは「明日のパワーチャージをするお店」。
お店のもともとの方針「あなたのふるさとでありたい」と方向性としては近いんですが、ただ、よりいま届けたいことを大事にしようと思って選びました。

当日、無茶苦茶緊張してお腹痛かった、、
「昨日の今日とかだし、10人も来てくれればいいほうだよね??え、もしかして2人だけかも??まあ、やるっきゃない!!!」と思いながら、
実際には24人の方が、訪れてくださいました。いけないけど、次あるならとメッセージをくれた方も。検討してくれた方も、本当にありがとうございました。

(★皆さんに会わない間に、修行していたタロット占いも2人の方にできました☺)

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できることをひとつずつやることでしか、前に進めない

結果的には、カフェ営業って単価も安いのでそこまで利益は出てないです(材料費と光熱費を概算した結果はプラスだけど、母と私の人件費いれたらマイナスかも。笑)

でも、料理だけだとこれなくても、カフェという形態で実施することで、
「あなたのふるさとでありたい」に一歩近づいたような感覚がありました。

お店が生き生きとしてるというか。
壁や床には、今までの、たくさんのみなさんがうっかりこぼしたお酒と、笑い声がずーっとしみこんでて。そのうえに、さらに、また笑い声がしみこんでいく。

くるみ喫茶をやるまで、ずっと悩んでました。
お店の想いは変わらなくても、社会は変わる。世の中が変わる。そんななかで、みなさんにとっての「ふるさとでありたい」を続けるには手法にとらわれず、違うやり方を模索する必要があるなと。

そう、コロナが始まってからずーっと考えてきた、
どうしたらいいんだろう。って
毎日、問いを立てていた。

そんななかで、コーヒーや紅茶の勉強をしたり・タロットを始めたり。
始めたきっかけは、単に自分が好きだからだったけど、その話をしたり、実際にお試しでやらせてもらったりするとお店に来てくれた人たちが笑顔になって帰ることが増えた。
自分が好きなもので、目の前の人を笑顔にできたら最高じゃない?と思ったことだった。

そんな自分とお店にできることがあるとするなら、
そのひとつが「くるみ喫茶」なのかもしれない。

悩んでてもコロナは変わらない。
ぐるぐる考えたけど、結局は、わたしは目の前の人の笑顔が大好きなんだ。

失敗したっていいから、進んでみること、そのこと自体が誰かの勇気になるかもしれない。
そう思ったので、今回はじめてみました。

***

続けることで、出会うこともあるかもしれない

試みは始まったばかりなので、まだまだここから。
絶賛、試行錯誤中ですが、次回の開催日が決まりました。

★6/5(土)12-18時
★6/19(土)12-18時
※6/19は、IT勤務出張珈琲/焙煎師の友人とコラボして、「コーヒーの新しい発見」をコンセプトにして、いつもとは違うコーヒーをご用意したいと思います。

今は、お店が小さく、密を避けるため、知り合いの方限定でやらせていただいております。

いつか、これを読んでくださっているまだお会いしたことのない、あなたにも
楽しんでいただけるように、ひとつずつ試行錯誤していきます。

***

50年後もまた笑いあっていたい

50年、ありがとうございました!
50年後、社会がどうなってるかはわかりません、でも想いは変わりません。100年まではいきたいな!

あなたの、明日のパワーがきっとチャージされます。
心よりお待ちしております。

そして、どうかみなさま、ご健康で。



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くるみ
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