3つのランチ施策が生み出すタテ・ヨコ・ナナメのコミュニケーション。ペライチがFace to Faceの対話を大切にする理由
こんにちは!くるめし広報の鈴木です。
くるめしでは「働く人の食の探し方、楽しみ方の体験を変える」をミッションに掲げ、法人向けフードデリバリーサービス「くるめし弁当」「シェフコレ」「ヒトハコ」を運営しています。
今回は、会社のランチタイムをコミュニケーションの機会としてフル活用している株式会社ペライチ(以下ペライチ)様にお話を伺いました。
食事を絡めたコミュニケーション施策が従業員の心理的安全性を保ち全社的に良い影響を及ぼしていることや、テレワーク主体だからこそ対面での交流を大切にしている点など、ペライチ様でのコミュニケーション施策とその効果についてご紹介します。
ペライチが行う3つのランチ施策
―今日はよろしくお願いします!早速ですが、現在行われているランチ施策について教えてください。
直江様:
ランチ施策は全部で3つあります。
1.ペランチ(全社・任意参加)
毎月第1営業日に開催されている、新入社員のウェルカムランチも兼ねた全社横断のランチ会です。毎回社員の約4割、20名弱が参加するペライチの定番イベントとなっており、新入社員に歓迎の想いを伝えるだけでなく、部門を越えて交流を深める機会としても重宝されています。
2.部門別ランチ会(各部門・全員参加)
月に1回所属している部門ごとに定期ランチ会が行われています。
ランチの内容は各部門に委ねられており、飲食店に行く部門もありますが、私が所属するコーポレート部門では、10名弱のメンバーがオフィスで一堂に会しお弁当を食べながらコミュニケーションを取っています。
3.シャッフルランチ(全社・全員参加)
部門問わず4〜5人程度のユニットで、決められた期間にランチを食べに行く施策です。自由にランチをセッティングできるため、普段テレワークのメンバーや子供がいるメンバーも無理なく参加できる制度になっています。
①全社コミュニケーションの起点となる「ペランチ」
ーとても充実していますね!ランチ施策を複数行っているのはなぜですか?
直江様:
どの施策も基本的には従業員同士のコミュニケーション促進を目的にしています。
ペランチは創業期から続く施策で、以前は皆でカレーや鍋を作ったり、出張料理人を呼んだりもしていました。社内外問わず誰でも参加可能なランチ会で、採用のきっかけづくりも担っています。
また昨年から、入社日が重なる場合はウェルカムランチとしても活用しており、新入社員と交流を深める機会にも役立っています。
②部門内のコミュニケーションを深める「部門別ランチ会」
直江様:
部門別ランチ会はコロナ禍で発足した施策です。
当時弊社は、全社的なテレワークや部門内で細かくチームが分かれていることにより、自分が関係する業務以外のことは同じ部門内でもよく知らないという状態に陥っていました。
特に新入社員の方は顕著で、○○さんの顔と名前が一致しない、人となりがわからない故にテキストコミュニケーションのハードルが高いなど、業務のしづらさにつながる課題がありました。
それらを解消するためにまずは部門内で定期的に顔を合わせる日を設けました。さらにランチの時間を共にすることで、同僚の人柄にも触れられる機会となっています。
たまに食事を一緒に食べ、他愛もない話をする。それだけのことですが、Face to Faceだからこそ得られる情報が心理的安全性の担保につながっていると、メンバーからフィードバックをいただいています。
③思いがけない社内交流も発生「シャッフルランチ」
直江様:
そんな部門別ランチ会を部門外へと広げたのがシャッフルランチです。
役職や部署を超えて、気軽に交流することを目的としています。
コミュニケーションを取ることは嫌いじゃないけど、積極的に自分から話しに行くのは苦手…というようなメンバーも多く、そういった方がより広く社内のことを知る機会になっていると思います。
会社がある種、強制的にランチ会を設けることで、色々な人と話すきっかけになる!とポジティブな意見を多くいただいているので、ランチ施策は今後もブラッシュアップを重ねながら継続していく予定です。
ー制度がきちんと機能されていてすごい…!
3つの施策で課題を解決されたとのことですが、他にも良い面はありましたか?
直江様:
そうですね…心理的安全性を保つことで結果的に離職を抑えることにつながっているのかなとは思います。
あとは間接的に採用面で効果を感じています。
ペライチでは、採用プロセスの中に既存メンバーとの交流機会をいくつか設けています。既存メンバーが日頃から安心して仕事に取り組めていると、そういった機会で求職者の方にポジティブな印象を与えることができます。
一緒に働く人の人柄や働く環境の魅力が伝わり入社してくれた方が、今度は新たな求職者の方に会社の魅力を伝えてくれて採用につながる…このような好循環を生んでいると感じています。
参加率を上げるコツは「スタンプ」と「実況中継」
ーなるほど!とても素敵な循環ですね。
個人的には社員の半数弱が参加するペランチの参加率が高いことも気になっています。何か意識していることはありますか?
直江様:
あまり意識はしていませんでしたが、2つほど参加しやすい雰囲気づくりに活きているかも?と思う点があります。
1つはスタンプで参加・不参加の返信ができること。弊社はSlackを使っているので、スタンプを活用して意思表示までのステップを極力削ることで参加のハードルが下がっているようです。
もう1つは、ペランチに限らず会社イベントを開催した際は盛り上がっている様子や現地の様子をリアルタイムで全社に共有しています。
「楽しそう!次は参加したい!」と思ってもらうことが、次回参加してもらうことにつながると同時に、参加できなかったメンバーも様子を知ることで全体的な一体感を生むことができています。
メンバーとの接点を増やす細かなコミュニケーションは会社のことを理解してもらう上で重要だと感じています。
ーコミュニケーション1つで参加していない人も楽しめるイベントになるのですね。
人数が読みやすい部内のランチ会ではお弁当を活用
ー直江様が所属するコーポレート部門ではお弁当を活用して交流を図っているとのことですが、なぜお弁当なのでしょうか?
直江様:
イベントで食事を使う際は会のスタイルやTPOに応じて内容を考えていて、部門別ランチ会は10名弱の人数、着席スタイルという点でお弁当を選択しています。
着席スタイルだと個食になっている方が配布しやすく、片付けも手間取りません。お弁当の中身について会話が生まれることもあり、同じものを皆で食べる体験はいいなと思います。
お弁当だと食事のロスも出ないので、参加する人数がはっきりしている時は、お弁当の方が使いやすいです。
従業員の働きやすさはビジョン実現の第一歩
ー最後に、直江様が所属するコーポレート部門が目指す、これからのペライチの姿を教えてください。
直江様:
私たちのビジョンは「Technology for Everyone~テクノロジーをすべての人が使える世界に」。我々のサービスを通じて、すべての人がテクノロジーを活用し、想いを実現できる世界を目指しています。私たちコーポレート部門がサービス開発に直接かかわる機会はほとんどありませんが、このビジョンの実現に貢献したいという想いに変わりはありません。
ユーザーと真摯に向き合い、ユーザーの課題解決につながる良いサービスを提供し続けるには、まずはそのサービスの作り手である従業員がイキイキと、意欲的に仕事に向き合える環境が必要です。
私たちコーポレート部門の使命は、ビジョンの実現に向けて従業員が安心して働き続けられるよう、それぞれの専門性を活かして<ヒト・モノ・カネ・情報>を最適化すること。より良い組織や仕組みを構築するために従業員一人ひとりに心を配り、常に改善を重ねなければなりません。
そのためには、立場や部署の垣根を越えて、本音を言い合える関係性が不可欠です。今日話したランチ施策だけでなく様々な機会を通じて、会社・サービスそれぞれをもっと良いものにしていくために意見を交わしながら、互いに高め合える組織づくりを目指しています。
株式会社ペライチ
ホームページ作成ツール ペライチ
ペライチ様では創業当初にはじまった“同じ釜の飯を食う”制度から、時に形を変えながら食×コミュニケーションの施策が続いていました。
そして、それらが従業員の皆さんにきちんと活用され、会社全体に良い影響をもたらす良い循環を作り出しています。
ペライチ様の取り組みの紹介が、皆様の新たな挑戦のきっかけになれば嬉しく思います。
働く人の「食」が豊かになれば、1人1人の人生がより豊かになる!
その輪が広まることを楽しみにしています。
▼あなたの会社の活用方法教えてください🌟
社内コミュニケーションにお弁当やケータリングを活用している企業様、是非お話を聞かせてください!
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