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世界遺産note

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世界遺産という『扉』から旅に出る。クルクリ視点の学びと、壮大な妄想時空旅行シリーズ。
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2024年8月の記事一覧

クルクリ世界遺産noteアレクサンドロス大王1

クルクリ世界遺産noteアレクサンドロス大王1

さて『道』をテーマにした時空旅行が続いております。
(以下、過去回の紹介)

人、物資、思想、信仰、科学技術、情報、疫病など、あらゆるものが往来する『道』。それが各地に異文化交流をもたらし、交易や文明が発展。広大な領土を統治するのにも『道』が必要不可欠だということがよく分かりました。

さて!今回は紀元前4世紀。張騫が大月氏を目指した時代から200年ほど遡って、アレクサンドロス大王東方遠征の道にス

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クルクリ世界遺産note 始皇帝

クルクリ世界遺産note 始皇帝

さて、前回『シルクロード』の旅で『始皇帝陵と兵馬俑坑』にも立ち寄りましたが、個人的にもここはもう少し深掘りしていきたいところ。

今回は始皇帝をテーマに旅していこうと思う。

クルクリと始皇帝との出会いは漫画『キングダム』でした。この夏は映画『大将軍の帰還』も激アツですね。

キングダム「前221年秦が中国統一、始皇帝誕生」30年以上、クルクリにとって始皇帝とはこの1行で語れるものだった。

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クルクリ世界遺産note シルクロード(天山回廊)

クルクリ世界遺産note シルクロード(天山回廊)

前回は、紀元前6世紀の『王の道』の旅。広大な領土を統治するために『道』が果たす大いなる役割がよく分かりました。

『王の道』がアケメネス朝ペルシアの領土を網羅する国内幹線道路だったのに対して、『シルクロード』は大陸横断道路である。

その旅路はあまりにも長いので、今回は開拓者張騫の軌跡に絞って、彼がもたらしたグローバル社会を旅してみようと思う。

3つのルートシルクロードには大きく3つのルートがあ

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クルクリ世界遺産note 推し書籍

クルクリ世界遺産note 推し書籍

突然ですが、今回の『道』をテーマにした時空旅行でも活躍中のクルクリ愛読書を紹介します。(旅に休息は必要です笑)

どちらも、参考資料として記載させていただいたものなのですが、ちょっと語らずにいられない!

クルクリは地図と年表が好き。

『地図』って万能品じゃないですか!

あらゆる情報は場所と時間によって整理できる。

言葉や手法の壁を取っ払って表現できて、見る人誰もが視覚的に直感的に理解できる

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クルクリ世界遺産note 王の道

クルクリ世界遺産note 王の道

←前回

さて。『シルクロード』の旅がなぜアケメネス朝ペルシアからスタートなのかというと。

張騫さんが西へ向けて出発するより400年も前。この地に、後のシルクロードに繋がるドドーンな道が1本通っていたからなんです。

全長2700kmに及ぶこのドドーンな道が何をもたらしたのか、紐解いていきましょう。

ダレイオス1世紀元前522年に即位したアケメネス朝ペルシア第3代(?)王。

多大な功績を残し

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クルクリ世界遺産note 道

クルクリ世界遺産note 道

2024年春とっても興味深い番組がありました。

『3ヶ月でマスターする世界史』
※9月に再放送予定らしいのでご興味ある方はぜひ。

初回はユーラシア大陸を舞台にシルクロードという切り口で巡る時空旅行。

この物語の主人公は遊牧民族。彼らによって異文化交流が生まれ、文明が高度に発展していく。

シルクロードといえば東西を繋ぐ道いうイメージだったが、北の遊牧民族と南の農耕民族を繋ぐ道でもあったという

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クルクリ世界遺産note 歴史の歩き方

クルクリ世界遺産note 歴史の歩き方

さて。前回は地球そのものの歴史と、そこに息づいた生命の歩みを旅してきました。

小人になって40億年も大冒険した気分で、まだ疲労感が…笑

歴史を学ぶ時、情報を時系列で整理するのはわかりやすくスキです。

けれど、人類が誕生して文明が発祥すると、クルクリ脳にはもう一つの軸が必要になります。

縦の糸はあなた横の糸はワタシ…。

あ、違います。いえ、違いませんが、違います。

例えば、最近ますます激

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