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ジビエ・ハント。

やぁ、いらっしゃい。今日も来てくれたんだ、ありがとね。

Zoomで商談をしたりする。
結構お久しぶりの相手と話す機会もあって面白い。

僅か30分かそこらでも十分拾える情報もある。
少し聞くだけで記事に出来るからありがたい機会だよ。


日本の害獣事情。


田園地帯は、美しい風景や新鮮な農産物の供給源として貴重な存在。
その一方で害獣被害という問題もなかなかのもの。

農業にとって重大な脅威となっており、害獣とされる動物の増加が収穫への影響を及ぼし、経済的損失を招く。

その被害総額は概ね年間約155億円と言われる。

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問題は地域格差もあることで、テレビでもよく報道される。
被害を受ける農家や近隣住人は生活も危ぶまれるため、対処を講じる必要も求められる・

農業コミュニティと環境保護団体が協力し、害獣被害に立ち向かう風景はよく報道されている通り。

そこから派生するビジネスもどうやらあるそうな。

今回はそんなジビエ絡みのお仕事のお話だよ。

ビジネスの多角化。


I氏はとある郊外の街中で小型飲食店を数件営んでいる。

コロナ禍でも業態とターゲットを変え、出店や改装をするなど積極的な姿勢を持つ事業者だ。

器用に見せかけて鈍臭い部分も持ち合わせる。
いい意味で非常に人間味あふれる人物。

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私もビジネスでお世話になってはや3年程。
打ち合わせをするのは結構間が空くタイプ。

久々に話すと色々と画策していて、良いものも悪いものも含めて案の多い人だね。

打ち合わせというよりは、相談も多い。
こちらの知見も合わせて考えることで、色々ある案を絞っていく。

いや、それは・・というビジネスもありつつ。
今回のジビエの話はその中でも面白かった。

ジビエ。


ジビエとは、野生の動物(特に哺乳動物や鳥類)を狩猟して得られた食肉を指す言葉。

野生の状態で生息していた動物から取得され、家畜や家禽とは異なり、野生動物から得られることに特徴がある。

ジビエの種類は地域によって異なり、一般的なジビエの種類には、シカ、イノシシ、ウサギ、アヒル、ファザント、キジ、真鴨など。

一時、ジビエブームがにわかに流行ったような記憶があるけど、その希少性もあって一部地域やお店では高級料理として提供されることもよくある話。

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ただ、一部地域では希少どころか圧倒的に害獣化した自然動物の被害が絶えない訳。

その狩猟組織の人と繋がりがあったI氏は、ジビエを独自で仕入れる事が出来る。

現状、地方自治体によって差はあるが、イノシシなど害獣化し個体数が多くなってしまっている地域も各地点在している。

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その場合、狩猟をした場合はその尻尾を切り取って行政機関に届け出ることで、1万なり3万なりと報酬が出ることもある。

それを生業にしている場合、狩った動物をそのまま埋葬してしまい結局数を駆逐するだけの行為となってしまうことも多いそう。

その事情を知っていたI氏は、ジビエを引き取ることで格安で仕入れるルートが確立されていた。

一頭まるごとの為、使い道は様々。

使い道と新ビジネス。


ジビエは独特な風味とクセがある為、使い道に制限が出来てしまう。

食用は一旦置いといて、端肉のような部分は使い道が難しい。
I氏はジビエを活用したペットフードの製造を試みる。

ペットフードの製造には所定の法律を遵守する必要がある。

届出、帳簿の備付け、表示の基準、成分規格等を遵守する必要があり、それらの手順をクリアしていくことに手を焼いた。

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知り合い周りには事前告知でも好評で、特に動物を飼っている人にとって高い栄養価のペットフードを独自で手に入るという興味は強く、独自のコミュニティを通じて知り合いを築いていく。

聞いていて、「そんなの出来るのかぁ・・」と思いつつ聞いていたが、実際にペットフードを所定の届け出の下で製造して販売している人も時々いる。

元々食に携わっている為、環境も整っていておりスピード感は早くそれなりに販売も好調のよう。

世の中、知らないところで社会が動いてるね。

セントラルキッチン。


また、I氏には別で空家賃を払って維持していたテナントがあった。

コロナ前に新店舗を予定していた物件だったが、それどころでなくなった為行き場を失っていた。

改めて見ると、立地は微妙で客足も伸びそうにない。
ということで店舗に結局しなかったのは良かったのかもしれない。

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セントラルキッチンとして今ではその場を運用している。

セントラルキッチンとは、チェーン店などで調理タスクを軽減するために一つの場所で大量に製造しそれを各店舗に配送する。

店舗では保管をしっかり行い、注文が入った時に簡易調理を済ませて提供が出来る。

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これであれば、調理に技術が不要であることに加え、どこの店舗でも同様の味で提供が出来る。

その変則型ということで、I氏の持つ飲食ネットワークに展開。
店舗の客商売と、店舗向けの卸業として商売をする。

主なトリガーには先程のジビエも含まれる。
珍しい素材はよく売れる。

これから。


I氏は色々と案を出す。

正直、微妙なものも少なくはない。
どれもこれも当たっていればそんな楽な世界はないよね。

今では初心にかえる部分もあって、店舗のインバウンド需要確保。
スタッフの接客を向上し、改めて情報発信の徹底などにも目線を向ける。

将来的にどの形になりたいのかなどを聞いてみても、今はどれが柱になるのかはまだまだ不明瞭。

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器用に力を分散しながら精力的に活動している。
八方美人とも言うかも知れない。

今回の話で、結構的を射た意見もあったのか定期的にZoom打ち合わせを求められる。

相談する相手はいないのか。
そう聞くと、良いことばかり言われると不安になると。

そんなドライなことばかり言ってる気もしないけど。
どうあれ、今後の動きな活動な人だね。

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