スキルなし。学歴なし。お金なし。うつ病のドン底から会社で昇級した話。
『もうこの世からいなくなりたい』
心の底から思ったのは8年前。
生きることの疑問を毎日自分自身に投げかけをしていました。
病気の発症前までは趣味もたくさんありました。それなりにアクティブな行動をとっていました。ですがそれがいっさいやりたくない。できない。体が動かない。
食べ物も美味しくない。食べたくもない。興味もない。
眠れない、寝付けない、睡眠が浅い。
異性に興味がない、恋愛なんてめんどくさい、どうせ自分になんて誰も興味すら持たれていない。
人間の三大欲求も封じ込められ、さらに楽しみの1つもない。そんな日々を過ごしていました。
大した学歴もあるわけでもない。大したスキルもない。ましては貯金すらない。
親元から離れて暮らしていたので一人で悩む日々。
この先お先真っ暗。『とりあえず生きよう。人生捨てたもんじゃない』という言葉すら届かない頭の中は絶望という2文字しか感じていませんでした。
しかし、何度も命を絶とうと試みてから約8年。このようにnoteで記事を書いているのは紛れもない僕自身です。
今回のこの記事で僕が経験したことを書いていくとともに、この不安定な世の中で心の病に対して、もしくは、少しでも人生の向上にお役立てしていただけたらと思っています。
もしよろしければ最後まで読んでくださると嬉しいです😊
それではいきます。
8年前の自分
人生波がありますが、この時の波も大変でした。
今思うと、とある会社に入社したことがきっかけだったと思います。
スキルもないから体を動かして働くしかない!と当時の僕は解釈していまして💧
そこでハローワークの紹介でその会社に出会いました。
とにかく朝から晩まで肉体労働を工場の中で行う作業。
朝は5時出勤、退社は20時ぐらい。休日は日曜のみ。その間ずっとコンクリートブロックを手作業で扱うことしていました。
人が少ないから休んだら怒られる。そんな身勝手な会社の理由も自分の中では、やっと見つけた仕事!!と捉えて、疲れて引きずる体にムチをうって会社にしがみついていました。
体重もすぐに10キロ落ち体が勝手に引き締まるのも当然でして。
場内では資格もない人がフォークリフトを乗り回し、ヘルメットもない状態でブロックを高々持ち上げる。そこはもう完全にブラックに当たりますね💧
(会社側は資格は必要ないとのことなので、何か起こる前にと、僕は内緒で実費で資格を取りに行きました)
基本給は少ないですが、早出、通常残業がつくのでなんとかやっていました。
特に冬場ですと早朝は暗く、帰宅時もすでに暗い。
場内作業なので、全く日光に当たっていない生活を続けていました。
へとへとで帰ってからはせめて食べるものは。と、必ず自分で料理を作って食べていました。(料理も趣味の一つでしたので)
そんなある日、いつものように仕事をしていたら、急に作業の手が止まって動かない・・・。
隣では口うるさい先輩の目がこちらをにらみつけていました。
それでも手が動かない・・・。
おかしい・・・。
熱もあるわけではないのに、ただひたすら動かない・・・。
これを友人に相談したら心の病ではないか?と言われ早速病院に行ったところ。
「うつ病」と診断されました。
聞いたことはあるけれど、自分の身に起きるなんて実感すらなかったです。
毎日せっせと汗水たらして働いていたところ、ドクターから「とりあえず休んでください。」と。
事態を飲み込むのに多少時間を要しました。
そこからが辛い日々でもありました。
とにかく毎朝4:00起床の生活を続けていたので、その時間になると勝手に目が覚め、寝る時も明日は早いと錯覚をし、とにかく熟睡ができなく、恐怖すらあり寝れませんでした。
ずっとプレッシャーの中働いていたので、仕事モードから抜け出すのが大変だったと思います。
そんなことでは仕事の継続は難しいと判断し後に退職をしました。
うつ病は厄介な病気。向き合い方が大切
うつ病には様々な原因がありますが、僕の場合は過度なストレスと太陽にあたっていなかったことが考えられます。
太陽にあたると体内でセロトニンが分泌されます。
セロトニンは睡眠障害、うつ病にも効果が期待される物質でもあります。さらにビタミンDが体内で作られ、骨を丈夫に保つ働きなどが期待できます。
それと併用して適度な運動(日中のウォーキングなど)がかなりうつには効果的とされています。
中には日照時間が短い地域はうつ病の患者が多い傾向にあるというデータもあるようです。
よくドクターには外に出て日光にあたりながら運動しなさい。と言われていました。
「体を動かすことも億劫なのになんてひどいドクターなんだ!」
と内心思っていましたが、そこにはちゃんとした理由があったのですね。
しかし、うつ病は昼と夜の生活リズムを簡単に壊してしまいます。
外に出たくない。何もしたくない。人生終わった。早く逝きたい。
そんなことが頭を駆け巡り、行動に移すのがやっと。
住所が布団と言わんばかりに住処が布団になります。
それもそのはず
休む=引きこもり
と勘違いしてましたから。
そんな住所布団から抜け出すべく、紹介もあって僕はいくつかの病院に行きました。
いつもの病院は薬を処方されて終わり。みたいな診察でして、そこからカウセリングに定評がある病院に変えたところ、薬の処方もカウセリングも症状に良い変化を感じました。(そこの病院で運動しろ!と言われました)
やはりしっかりと診察をしてくれる病院の方が遠回りしないですね。
口調は荒いですが的を射る話で、体が楽になっていったのを覚えています。
そこからはなるべく朝起きて、カーテンを必ず開けて日の光を部屋に流し込みました。どうしても体が動かない時はベランダでのほほんと。それ以外はウォーキングや自転車で買い物などしていました。
そこには家族や友人など理解者の支えもかなり大きかったです。
今はうつは当たり前の病気。誰が罹ってもおかしくない病気です。
未だに偏見を持つ方がいますが、そこに偏見を持つ方との交流は避けたほうがいいです。
さらに行政に相談すれば何かしらの保証があります。
僕はハローワークに離職票を提出したところ
「自己都合退職」→「特定理由離職者」
に変更され雇用保険をすぐに受け取ることができ、さらに自立支援制度を利用し医療費を1割負担にでき治療に専念できました。
これらもしっかりとハローワークに相談と、知人からの情報でした。
今はしっかりと行政もフォローしてくれるところもありますので、情報をしっかりとキャッチし取りこぼしのないようにすることが大切です。
人生しゃがんだ分だけ後のジャンプは大きい
これは病気に関わらず全てに言えることです。
「良いこともあれば悪いこともある」
「人生捨てたものじゃない」
「生きていれば良いこともそのうちある」
とよく聞きますが、
人生良いことの前兆は、悪いことで行動を制御しエネルギーを蓄えるようになっています。
これは意識していると肌感覚でわかるといいます。
「あ。また来た。ということは良いことがこの後起こるんだなぁ」
そこを1つの波。ターニングポイントとして捉え、悪いことの後に訪れるチャンスにはぜひ躊躇せず乗ってもいいと感じています。
僕はうつで少しずづ回復している中、働きながら治療をしていたのですが、アルバイトしながら正社員をコツコツと面接していまして、そこで1つの会社から内定を頂きました。
そこは3年後に上場を控えてる会社で、僕は新しいプロジェクトのメンバーとして起用されました。
仕事の方も先方のお客様から大きな評価を頂き、半年で役職に昇進。本社から表彰式のパーティーに招待されました。
このように少し良い兆しが見えてくると何かのチャンスは必ず訪れます。
逆にそこを少し考えるなど、ためらうのではなく、しゃがんだ後のジャンプはここだよ!と捉えていけば、この先この一連の流れが肌感覚でわかると思います。
するとチャンスは逃さなくなる。人生もきっと好転していくと感じています。
いかがでしょうか。
僕はこの病気が人生を変えた「きっかけ」と捉えています。
もしあの時、病気と気づかず働き続けていたら、今の自分はあったのか?と考えてしまいます。
もし、何かに壁にぶち当たっている方。これからの小さなキッカケ、あるいはチャンスに敏感になってみてください。
布団が住所の方は、とりあえず毎朝決まった時間にカーテンを開けるようにしてみてください😊
これもしっかりとした法則を起用をして記事にしてます。
ぜひ幸せな人生を送ってくださいね😊
ここまで読んでくださりありがとうございました😊