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クロダミヤ
2019年5月28日 01:19
春の声、夏の初手に霞んで聞こえたテンプレのセリフは「30度」どうやら私たちは軽々しく終わりを口にするみたいだ死の宣告のようにテレビのニュースキャスターが唱える白い肌剥き出して君はどこへ向かうの?二の腕にはピストル、首の取れた勝利の女神、誰かの罪を浄化する祈り---今日は私について話そう。ポエムと口にすると決まってバカにされる。この流れはいつから?誰が決めたの?夜にな
2019年5月27日 02:27
呪いを受け入れることにした。あの人は心の底から私を殺したいと願っている。些細な裏切りや根付いた傲慢を無かったことにはできないか。嘘でもそう考えることにした。なぜなら、あの人は私をいつでも殺そうとナイフを取ったのだから。刺激を与えてはならない。少なくとも言い訳はせず、ただただ誠意を魅せることしかできない。そんな限られた選択肢、というかなけなしの最終手段さえ皆無なのだから。私にこれ以上どうしろと、
2019年5月26日 01:47
私は洞窟の中にいた。人に話すこともなく、触れ合うこともない。密事への憧れを抱き、灰になる不安に焼き焦がれる。その時が来るまで、叙情を数えるだけの部屋で。呼吸をするにも意識が必要で、1秒毎の苦しみを覚えていく。最後の日、そんなことを感じて果てたい。私は洞窟の中にいた。色の感情を知ることもなく、伝達で省いた意図を汲み取れない。馴れた手つきで触りあって、自我を狂わす匂いを
2019年5月24日 02:25
森と呼ばれる場所は、木々が立ち並び水が流れる音や匂い、日が差し込み影を創る木は、優しく茂り光の射す方へ水は、見えるもの全ての木を生かし日は、火に変わり全てを奪ってしまおうと森を蝕む、蝕む、蝕む砂漠と呼ばれる場所は、砂が一面に広がり空虚な樹海を連想させ、風は全てを受け入れる砂は、眼を死んだものとして扱う空は、人を惑わせ嘘をつくらしい風は、思考の中まで希望と絶望を運び砂漠で
2019年5月23日 03:10
愛について考えてみた人は誰かに依存することで生きていけるそれは友達なのか、家族なのか、職場の人間なのか、居心地がいいのか、利用しやすいのか、甘えられるのか愛について考えてみた拠り所は私にはない家もお金も恋人もいない遠い昔にいた気がした愛について考えてみた憎しみを押し付けて悲しみを通り越して孤独とは相容れない現象人は言う、それは愛だと手紙が届いた、それは愛だと野良猫
2019年5月21日 23:55
相手によく見られたい身体を褒められたい黄色い声を浴びたい匂いを嗅いで欲しい今夜はベッドに誘いたい場所を選ばずキスをしたいあいつからきみを奪いたい挿れたら離さず捕まえてほしい今日のあたしを褒めてほしい眼を見て触れ合いたい筈も知らず愛を綴りたいいつまでも綺麗でいたい首輪をつけて側に置きたい悲しみに襲われるなら壊してあげたい逃げ出す勇気があるなら心を折りたい他の誰かを