曇りがベストであり、曇りであろうと思う
「春」とも「夏」とも呼べない、雨が多い季節である。
太陽は隠れる時間が多くなり、「雨降るかな」と天気予報をチェックする。
そして傘を持っていくか否かを悩む季節。
僕もそうだ。
昼食後の散歩に出かけるかどうかでワンクッション思考が挟まる。
そして曇り空の中を歩くのだ。
普通、曇り空の世界はどんよりしていて、気分的にも晴れやかではない。
だが僕は、「雲り空 is bestじゃね?」と思うのだ。
たしかに太陽の下を歩くのは心地いい。
だけど少々暑い。
あと僕は肌が弱いので、焼けると痒くなるのだ。
逆に雨の日は外に出たくない。
「傘」という荷物が一つ増えること、電車に乗ると傘の水滴が服に付いて濡れること、そんなことが無くてもどこかしらが必ず濡れること。
くっそわがままだね。
家にいたらいたでやることが無くなり、だらだらとYouTubeを見ている自分に「何してんの?」と言いたくなる。
外には出たい。だがしかし暑いのも焼けるのも嫌。
この要求を叶えてくれる天気が「曇り」である。
太陽は隠れているのだけど、雨の心配が無い「曇り」が特にいい。
思えばテニス部時代も、サーブの時に太陽がないのが最高だったなと。
言い換えれば”アツい自己啓発系発信”の暑苦しさかな。
「やればできる!」
「継続は力なり」
「頑張ろうぜ!」
こういう”根拠のない励ましの言葉”が暑苦しくなる時がある。
根拠がないわけじゃないか。
「継続」が大事なのは僕もわかっている。
だけど持久走でヘロヘロなところに「あと1周頑張れ!」は追い打ちなのだ。
その時に必要なのは一緒に走ってくれる仲間。
息苦しく、辛い「あと1周」も、誰かが隣にいてくれて、そいつに合わせて走ることでペースが管理される。
その結果、走りきることができるという感じ。
「曇り」という天気にはそんな効果がある。
僕もあなたの「曇り」でありたい。
「現実は戦である」
容赦なく降り注ぐ太陽。
行動を制限する雨。
それに雪もあるし、強風の時もある。
そんな中で、たまには心地よく、丁度よく明るい「曇り」があってもいいじゃないか。
僕はそんな「曇り」でありたい。
ただ曇りにも「雨の匂い」というのがあって、急に裏切って雨を降らせたり、逆にいなくなって太陽が出たりするときもある。
そんな「戦」を存分に楽しんでくれ。
太陽だってビタミンDの生成に必要だし、雨が降るから食物が育つ。
たまには「頑張れ」的な、自己啓発系発信もしてみるかい?
以上!くろだでした。
読んでくれてありがとうございました。
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