起動が下手くそ
朝は好きだろうか?
「朝」という言葉には「始まり」や「朝日」などの明るいイメージが付いている。
そういうイメージの「朝」は好きである。
しかし、現実の朝は割と苦手だ。
母曰く、「あんたは子どもの頃から寝付きは悪いし、寝起きの機嫌も悪い」とのこと。
要は「睡眠」というものに適性が無いのである。
とはいえ寝るのは好きだ。
冬の朝は室温が激下がる。
そんな中で唯一の心地いい場所、それが布団である。
起きなくていいなら布団にずっと寝転がっていたい。
「寝ている時間はもったいない」とショートスリーパーを志す人もいるようだが、僕は断然ロングスリーパーでいたい人。
事実、8~9時間くらい寝た時が一番パフォーマンスがいい感じである。
これを「ロング」とは言わないだろうが、並の人くらいの睡眠量が必要な並人間である。
が、「寝起きが悪い」に関しては完全に同意する。
寝起きは「受け答え」ができない。
辛うじて「おはよ」は言えるのだが、「今日はいい天気だね」みたいな会話が飛んでくると打ち返しができなくなる。
綺麗な言葉で書いてお茶を濁そうとしているが、要は「無視する」ということである。
だから僕の家族は朝、僕に話しかけることは無い。
会話が返ってこないどころか「うるせぇな」みたいな機嫌の悪い顔をするのが目に見えているからである。
こればかりは僕も直したい。
直したいのだが直らない。
例えるならスペックの足りないPCみたいなもの。
起動から検索までに時間がかかるPCが、学校の情報の時間であった気がする。
そんな感じで起動から応答ができるまで時間がかかる僕。
PCは買い換えればいいのである。
しかし、受け持った生に買い換えは無い。
スリープモードで乗り切るか、人と会うまでに起動から応答可の状態まで持って行くか。
どれも外の人に見せる「外面」に対するアプローチであり、家族のような「内面」を晒す相手には不向きな戦略。
ならば家族すらも「外の人」として準備をするか。
まぁ現実的じゃないよね。
だいたい「寝ること」は好きなのだ。
ただ起きるのが下手なだけ。
とはいえ、寝たら起きないと生きられないので「起きること」は必要である。
が、起きるのは下手なのであまり「朝」は好きではない。
「んー!よく寝た。気持ちのいい朝だ!」
こんな陽気な感じで目覚めてみたいものである。
が、そいつは布団の気持ちよさを知っているのかなとも思う。
結論、今は今のままで変えるつもりはない!
以上!くろだでした。
読んでくれてありがとうございました。
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