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もしも・・アンリ・マティスの世界が、石原路子・ワールドだったら・・

アンリ・マティス(1869〜1954)は20世紀の美術史を代表する巨匠です。84歳の長命を全うし、その長い画業のなかで、ひとつのやり方にこだわることなく、あらゆる技法を取り込み、新しい技法も発明しました。

筆者の住む芸術文化都市・倉敷市の大原美術館には、マティスの油彩画が2点所蔵されており、市民の誇りになっています。画像は、大原美術館所蔵の「マティス嬢の肖像」(1918年)です。

アンリ・マティス・作 マティス嬢の肖像 1) 1918年 大原美術館・蔵

日本では今年、東京上野の東京都美術館において20年ぶりとなる大規模なマティス展が開催され、質量とも世界最大規模のマティス・コレクションを誇るパリのポンピュドー・センター/国立近代美術館の所蔵作品が大挙して来日しました。2)

そのようなマティスの作品を鑑賞していると、突然、もしも・・アンリ・マティスの世界が、石原路子・ワールドだったら・・と妄想世界が降臨しました。

生前のマティスは、「芸術とは、人を喜ばせたり気持ちよく感じさせるためにある」と述べていたので、自由な妄想の世界も寛容に許してくれると信じます。

まずは、油彩画「夢」です。

アンリ・マティス作 夢 3)  1935年

石原路子・ワールドは、こちら。

石原路子・作 テディベア 筆者・蔵

テディベアは、目をつむれないので、目を開けたまま眠ります。

つづいては、油彩画「アルジェリアの女性」です。

アンリ・マティス 作 アルジェリアの女性 4) 1909年

石原路子・ワールドは、こちら。

石原路子・作 テディベア 筆者・蔵

さらに、油彩画「若い女性の肖像」です。

アンリ・マティス作 若い女性の肖像 5) 1925年

石原路子・ワールドはこちら。

石原路子・作 テディベア 筆者・蔵

次は、油彩画「グールゴー男爵夫人の肖像」です。

アンリ・マティス作 グールゴー男爵夫人の肖像 6) 1924年

石原路子・ワールドは、こちら。

石原路子・作 テディベア 筆者・蔵

つづいて、油彩画「ラ・フランス」です。

アンリ・マティス作 ラ・フランス 7) 1939年

石原路子・ワールドはこちら。

石原路子・作 テディベア 筆者・蔵

さらに、油彩画「赤いキュロットのオダリスク」です。

アンリ・マティス作 赤いキュロットのオダリスク 8) 1921年

石原路子・ワールドは、こちら。

石原路子・作 テディベア 筆者・蔵

つづいて、油彩画「白とバラの頭部」です。

アンリ・マティス作 白とバラの頭部 9) 1914年

石原路子・ワールドは、こちら。

石原路子・作 テディベア 筆者・蔵

最後は、大作の油彩画「豪奢」です。

アンリ・マティス作 豪奢 10) 1907年

石原路子・ワールドは、こちら。

石原路子・作 テディベア 筆者・蔵

一連の空気感は、いかがでしょうか?

しばし、楽しんでいただけたら嬉しいです(^_^)。


文献・引用画像
1)大原美術館:大原美術館Ⅰ海外の絵画と彫刻ー近代から現代までー. 公益財団法人・大原美術館. 2016, 目録49
2)オルレー・ヴェルディ・他編:マティス展.朝日新聞社, NHK, NHKプロモーション, 2023.
3)2)P86-87
4)2)P40-41
5)2)P72-73
6)2)P78-79
7)2)P63
8)天野知香・著:もっと知りたいマティス 生涯と作品,. 東京美術, 2020, P46
9)2)P51
10)2)P32-33

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