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合同企画展『木のある暮らし。』:全国建具展示会2024

こんにちは

11日から始まった第55回全国建具展示会。

本日最終日となりましたが、埼玉県建具組合連合会の合同企画展示がどんな内容で展示しているのか、そんなお話をしていきたいと思います。

少しだけ耳を傾けてくださると嬉しいです。


❚展示テーマ[木のある暮らし。]

今回の合同展示では「木のある暮らし。」をテーマにしています。
これについては、合同、ということがポイントで同じスペースに展示するにもバラバラでは、見に来てくださった方には分かりづらく不親切になります。

展示イメージ図

そこで共通のテーマを掲げることで、展示品の足並みが揃いやすいですし、展示空間に一体感が生まれ、ご来場の方にも分かりやすさが出ます。

|長く過ごす場所だから木のモノを

では、「木のある暮らし。」に込めた意味をお伝えします。

「暮らし」は住まいに限らず、皆さんが日頃多くの時間を過ごす場所を指しています。
長く過ごす場所が少しだけでも、気持ちの良さ、を感じられるようになったら。

そんな時、木のモノ
例えば家具や建具、あるいはちょっとした木の雑貨、があれば雰囲気や見た目も温かみを感じるようになると思います。

木が持つ特徴、気持ちの柔らぎや空気の循環がありますが、自然の木をそのまま持ってくることは難しいです。
しかし、木という素材を木製品という形に変えれば、皆さんの元へ森の木の特徴をある程度持ったまま届けられるのではないかと考えています。

という感じで、「木のある暮らし。」とは
木の利点を活かした木製品を皆さんの生活の一部に取り入れてみませんか?
という意味
で考えついたフレーズです。

それでは続いて
合同企画をどんな風に見たら、楽しんだら、体験したらいいのか
っていうお話をしていきます。

❚展示をめぐる『3つ』の体験

木のある暮らし。というボクたちの企画展示のテーマについてお話させていただきました。
ここから、実際にどんな見方をすれば良いか、を3点に分けてみました。

1.出会う

「出会う」は、出展品を通じて作り手(ボクたち)とご来場者の人と人との出会い、の意味です。

来場者、これは幅広いかなと思っていて、建築関係者や異業種の方などビジネス関係から一般の人までが含まれます。

これがいわゆるBtoBなのかBtoCなのかは、出展各社が対象にしている方向性によって様々です。
ですので、あえて対象は絞らず出会いと交流の時間となれば良いなぁ、という思いではあります。

2.触れる

「触れる」はまさに展示されている各社木製品のこと。

ただ今回は、製品だけではなく埼玉県の県産木材「西川材」のスギ材とヒノキ材を展示しています。
ここ数年の流れもあり、国産の地場産材を積極的に取り入れよう、という取り組みが建築業界で起きています。

また自然塗料を木部に塗布したサンプル品も出展しています。

これは芸術作品としてではなく、より製品プロモーションとしての展示品ということを前提にしているので、身近に木を使う、そのためのメンテナンスや木部保護などについて知って、触れていただこう、という考えから体験の一つにしています。

3.感じる

最後の「感じる」は、建具のアイデアをベースにした展示ブースの空間デザインです。

建具アイデアとは、簡易的に場をつくる(空間をつくる)、ということを指しています。
建具の展示会ではあるものの、展示作品が主役であるため建具アイデアの立ち位置は脇役、背景です。

目立つことはないけれど、展示作品を引き立てながら、会場全体と緩やかにつながりをつくっています

というような感じで、
埼玉県建具組合連合会の合同企画の内容を構成しました。

初日は色々な方面の方々とお話出来てとても良い時間となりました。
本日は15時まで開催しております。

お時間ございましたら、ぜひ会場までお越しください。

それでは、この辺りでお話はおしまいにします。
ここまでお付き合いくださりありがとうございました。

展示デザインについてはまた別の機会でお話しますね。

ではまた

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展示会のダイジェスト的な動画を作成しました。


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倉嶋 洋介
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