言葉の記憶
※私が休職する前に書いた記事です。
先日仲の良いお客さんが激痩せして来店した。
お話を伺うと旦那様が亡くなられて、食事が喉を通らなくなり痩せてしまったようだ。
仲が良かったのもあり、私もショックを受けた。
そのお客さんは、続けて趣味のバレエの話を始めた。若い頃の素敵な写真も見せてくれた。最近もまたコロナが明けて再開したそう。
「90歳で何がめでたい」的な印象に残るような題名の本を読まれていらっしゃったので、感想を聞いてみると、まだ2ページしか読んでいないようだった。
確かに、私が話しかけた時は、手に持った本を開いたまま目線はテレビの方を見ていたっけ。そうだよな、本を読んでいたら私も話しかけていないよな。
ふと気がつくと仕事の話になっていた。
「貴方も頑張ってね☺️仕事は楽しみながらやるのよ❕辛い辛いって思っていたら本当にそうなっちゃうんだから❕」
そう言われた。
その言葉に腑に落ちる自分もいたり、それでも辛いんだよなあなんて思ってしまう自分がいたり、今日も私の脳内は複雑でまとまりがない。そう思っていた。
だけどその時に頂いた言葉、温度を度々思い出すことがある。仕事で辛い時、寝る前や部屋で1人暇な時。
この出来事は1ヶ月近く前のことなのに、なぜか、ここ最近のお客さんとの会話で印象深かった。
きっとその言葉には、嘘偽りが無かったからじゃないかな。なんて綺麗事で受け取った。いや、綺麗事なんかじゃないかもしれない。
私の綺麗に受け取れない心が汚れているだけかなあ。
私はこの頂いた言葉を大切にしたいと感じた。
有難う。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?