見出し画像

実際にやってみたよ『こうやって頭の中を言語化する。』読書感想文

これまた面白い本に出会えましたので、今日は感想文です。

頭の中のモヤモヤを言葉にしたい人におすすめの一冊。

簡単にまとめると、コピーライターの方による、言語化のコツが詰まった一冊。

ただし、似たような本が溢れる中で、「この人の話は聞いてみたい!」と思いながら読み進め、簡単なアクションも紹介されていたので満足度が高い一冊でした。

どんな人が書いた本なの?

著者はコピーライターの荒木俊哉さん。コピーライターとしてさまざまな商品や企業のブランディングに携わっている方です。

国家資格キャリアコンサルタントも取得されており、この書籍の独自性に繋がっております。

この本の強みは?

「自分の話を聞きましょう」という方針と「では、どうやってやるか?」という手段がわかりやすく提示されている。これが強みだと感じました。

ふだんを変える。それがいちばん人生を変える。

本田技研工業(新聞広告2010年)

いい言葉ですよね。調べてみたら、著者の荒木さんはこのようなHONDAの「ひとこと」に、携わって来られています。

たった「ひとこと」のコピーを作る。そのためには膨大なインプットが必要。

『読みたいことを書けばいい』の田中泰延さんは、ユーモアを交えながらも、一次資料にあたる大切さを強調されていました。

それ以来、自分も図書館に行って情報を調べるようになりました。

荒木さんは「相手の話を聞こう」と主張されています。

相手の話を聞いて、たくさんの言葉の中から相手の「軸」を言語化する。

その上で「ひとこと」(コピー)を生み出す。コピーライターはすごい仕事です。

このプロセスの「相手」を「自分」にしてみよう。
自分の話を聞いていこう。

この展開がスムーズで読みやすかったです。

でも、脳内で会話をしたり、セルフインタビューをしたりするのって、結構恥ずかしかったり難しかったりするじゃないですか。

では、どうやってやるか?についても紹介されています。

紙とペンを用いた簡単な言語化のパッケージ。それについては僕も実際にやってみたので、この後書きますね。

この本の独自性は?

著者の荒木さんはコピーライターだけでなく、キャリアコンサルタントの資格もお持ちです。その経験から生み出されたスタンスが、この本の独自性。

自分の話を聞く。そのアプローチはおそらく、カウンセラーとキャリアコンサルタントでは少し異なってくる。

この辺りは本当に面白かったので、ぜひ書籍を手に取ってほしいです。

実際にやってみたよ

こういう本は読むだけでなく、やってみないとわからない部分がありますよね。

紙とペンを用意して、起きた出来事と感じたこと、それはなぜかを考える。いったん結論を出して、次の行動に繋げていく。

実際に書いてみたのがこちら

太いペンで書けばよかった!

復職ラジオという音声コンテンツを面白くするためのアイデア出し。それをTwitterスペースで話しながらやって、楽しかった。

なぜ?の部分を5つ出すのはすんなりできた。ただ、いったん結論にまとめるのが一番難しかったです。

人からコメントをもらえるのうれしい、でもそれより、頭の中が整理されるのが心地よかった。なるほど。

個人的には、この一言にまとめる作業が、まさにコピーライティングなんだろうと思いました。

せっかく出した要素を詰め込みたいと考えたり、短くキャッチーにまとめたいと欲が出たり。自分があんまり使ってない筋肉を使う感じ。

今回はA4のコピー用紙でやりましたが、ノートで10回くらい繰り返すと、いい練習になると思いました!

おわりに

この本は頭の中のモヤモヤを言語化したい方におすすめです。

読んでいただき、ありがとうございました!

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集