ヤスタケクニコ

米国東海岸でコンサルティング業を営む、多文化間コミュニケーション・スペシャリスト。日本人なのに、米国人や米国に住む移民の皆さん向けダイバーシティ人材研修を提供して17年目。『単一民族の中にある多様性』に光を当てるトレーニングが得意。好きなもの:仕事、音楽、瞑想、食。

ヤスタケクニコ

米国東海岸でコンサルティング業を営む、多文化間コミュニケーション・スペシャリスト。日本人なのに、米国人や米国に住む移民の皆さん向けダイバーシティ人材研修を提供して17年目。『単一民族の中にある多様性』に光を当てるトレーニングが得意。好きなもの:仕事、音楽、瞑想、食。

最近の記事

草の根 下から 視座の逆転

ロードアイランド州、マサチューセッツ州、ワシントンDCの知人、友人、同僚、クライアント全員が、ダイバーシティに関して知識があるにもかかわらず「SDGs…何だっけ?」と言う理由は、米国では多様性をどうにかしたい!という動機づけ/心の流れが草の根から立ち上がってきているからだと再認識しています。 上から降りてくる指示に従うのではなくて、社会や組織、学校、家族や夫婦というシステムのあり方に「誰の声が欠けているのか?無意識に無視しちゃってる声はないか?あれ、自分の声どう使ってる?」

    • そのスローガン、誰の声?誰のため?

      『きびきびとした動き 力いっぱい最後まで』1970年代後半、私が小1の時の運動会のスローガンです。 大きく筆で書かれたそれが黒板の上に飾られ、入場行進の練習から本番まで「ほら、あなたたちのスローガンでしょ!きびきびとした動きでしょ!!」と、先生方が手を叩きながら何度もリマインド。 黙ってきびきびと従いましたが、「これって、私たちのスローガン?先生が決めたやつだから、先生のじゃないの?スローガンって何だろう… 命令?わかんないや」と、なんだか腑に落ちずモヤモヤした気分でした

      • 多様性=SDGsは、世界トレンド?

        いま多様性、ダイバーシティが語られる時、日本のメディア、学校、町内会の張り紙なんかでよくよくよく一緒に紹介させる言葉が『SDGs』ですよね。 この傾向、世界中の国連加盟国でも同じだと思っていませんか? 私の身の周りでは違います…国連本部がある米国に住んでるのに。 ダイバーシティ・トレーニングをしている米国人コンサルタントでも、「え?あれ?SDGs…何だっけ?」 だからと言って、米国では多様性推進が日本より遅れてるわけじゃないんですけど、この違いの理由なんだと思いますか

        • 教育環境の多様性推進 経験あり

          新年あけましておめでとうございます 昨秋から、日本に一時帰国しています。ほぼ2年ぶりの東京。いま現在日本にお住まいの皆さんは、私のような仕事を必要とされているのかについて、まずは「聴く」作業をしてきました。 SDGsがメディアで言及されることがグンと増えた印象です。友人知人との会話でも、ダイバーシティや多様性という言葉が登場する頻度が以前に比べてアップ。よし、やっぱり日本語ブログを再開せねば、そしてこのブログの意義=私の目指すことを改めてお伝えせねばいけないと確信しました

          どこ?ロードアイランド

          こんにちは、パプタケのヤスタケです。米国東海岸のロードアイランド州をベースに多文化間コミュニケーションのコンサルタントとして働いています。が、米国にお住まいでない皆さんに ロードアイランド と言っても、「え?」と聞き返されることがしばしば。「あ~、ニューヨークの…」いえいえ、そっちはロングアイランド。ロングアイランドはNY州にある島ですが、ロードアイランドは同じく東海岸にある別個の州で、さらにひとつの島ではありません:アメリカ大陸の一部+大小の島からなります。 ロングア

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          多文化間コミュニケーション3 「自分のことがよくわかった」

          「うわー自分のことなのに!自分について知らないことがあったなんて…」 「自分がなんでいつもああいう行動とるのか、やっと理解できた」 「他人のことを学ぶのがダイバーシティ・トレーニングと思ってたのに、自分のことがよくわかった!」 こんにちは、パプタケのヤスタケです。冒頭の引用は、パプタケのコーチング・サービスやグループ研修参加者の皆さんからよく頂くコメントです。この自覚というか気づきは、 多文化/多様性理解や多文化間コミュニケーションの能力アップにつながる最初の一歩になりま

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          多文化間コミュニケーション2 国際的な場面だけでなく

          こんにちは、パプタケのヤスタケです。お陰様で本日8月1日、パプタケ・コンサルティングは16周年を迎えることができました。こちらロードアイランドは、快晴の日曜日。2005年に起業の後押しをして下さった同業者の先輩や、長年お世話になっているクライアントの皆さま、いつも励ましの言葉で支えてくれる友人や家族を思いながら、感謝の気持ちいっぱいの一日でした。 さて、多文化間コミュニケーション1の続きです。 実はこの仕事を始めた頃、日本人の方に自分の職業についてお話しする際、すでに日本

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          サイト・リニューアル、完了です!

          こんにちは、パプタケのヤスタケです。2005年から北米ニューイングランド地方を拠点とし、米国法人向けに現場で使えるダイバーシティ・トレーニングを提供している多文化間コミュニケーションのコンサルタントです。 さて、実は先月4月末、我がウェブサイトのリニューアル作業をお陰様で完了致しました。実は昨春よりデザインと内容の修正を計画し始めたのですが、1)コロナ禍での全サービス・オンライン化対応と、2)ミネソタ州ミネアポリスでのジョージ・フロイド氏死亡事件で注目度を増したBLM(ブラ

          サイト・リニューアル、完了です!

          多文化間コミュニケーション1 現場の声

          こんにちは、パプタケのヤスタケです。北米ニューイングランド地方を拠点に、多文化間コミュニケーション専門家として、米国法人の様々な現場の人事問題解決を請け負う仕事をしています。これ、仕事というより私にとってはライフワーク。どの案件にも心から感謝しうれしく取り組んでおります! 私が『多文化間コミュニケーション』と日本語で呼ぶ能力は、現在英語では Intercultural Competence Intercultural Competencies Intercultura

          多文化間コミュニケーション1 現場の声

          はじめまして、パプタケのヤスタケです

          こんにちは。 多文化間コミュニケーション・コンサルタントのヤスタケクニコです。米国東海岸にある、全米一小さいロードアイランドという州で起業してから今年で15年になりました。ビジネス名は、パプタケ・コンサルティングです。 お客様は、地元やニューイングランド地方の近隣州を拠点とする米国法人。 ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョンを推進する団体や政府機関を対象に、人事研修やエグゼクティブ・コーチングのサービスを提供しています。 これ、四半世紀前からどうしてもやりたかっ

          はじめまして、パプタケのヤスタケです