多文化間コミュニケーション2 国際的な場面だけでなく
こんにちは、パプタケのヤスタケです。お陰様で本日8月1日、パプタケ・コンサルティングは16周年を迎えることができました。こちらロードアイランドは、快晴の日曜日。2005年に起業の後押しをして下さった同業者の先輩や、長年お世話になっているクライアントの皆さま、いつも励ましの言葉で支えてくれる友人や家族を思いながら、感謝の気持ちいっぱいの一日でした。
さて、多文化間コミュニケーション1の続きです。
実はこの仕事を始めた頃、日本人の方に自分の職業についてお話しする際、すでに日本語で存在していた
異文化コミュニケーション
ということばを使っていました。これは、
国際間の文化の違いを超えて、自分や他人が属する文化背景を尊重しながら意思疎通や危機回避、問題解決ができる能力
という意味で、高等教育の教科書や研究書、又はコンサルティング会社が取り扱うトピックとして紹介されています。さらに、
「さっき異文化コミュニケーションしてきちゃった。外国人に道を訊かれたの」とか、
「英語の成績上がった!やべえ、異文化コミュニケーション強くなってきた」のように、
外国からの皆さんとのふれあいや、外国語のスキルといった意味合いで使われることもあるようです。つまり『異文化コミュニケーション』の定義が世の中に複数あるわけですが、その共通点は何かと言うと外国人とのやり取りなんですよね。
でも、創業以来パプタケが特に注目してきたのは、
同一民族/人種/国籍の中の文化の違い
なのです。つまり、
日本人の中の多様性と、国際的な背景の人々の間にある多様性
の両方に光を当てることが可能なパプタケの人材研修を説明するには、既存の『異文化コミュニケーション』という呼称には頼れません。そこで最適な日本語での呼び名は
多文化間コミュニーケーション
だと考えました。でもなぜ、同一民族/人種/国籍の中の文化の違いに光を当てたかったのか? …きっかけは、最初の米国留学で専攻したアフリカ系アメリカ人学部での学びでした。
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