コメ食文化国における「新型コロナ」感染率が低い?
こんにちは!管理栄養士の森下久美子です。
ネットサーフしていて発見した記事
我が母校 我が学科、
東京農業大学 応用生物科学部 栄養科学科 教授らの論文が上がっている!
私の意見や、他の方の意見は最後に書きました。
では、論文のご紹介しますね。
米食文化は小麦食文化に比べ「新型コロナ」感染率が低い?
こちらは、相関関係なので、
因果関係がどうなのかまでは踏まえていない
ざっくり統計データですが、
お米の専門家達による、
お米愛の伝わる、農大の先生らしい論文ですね。
この論文は、個々の持つ疾患や、年齢、生活習慣、医療体制、GDP、などなどまでは触れておりません。
■渡邊 昌
東京農業大学 応用生物科学部 栄養科学科 教授
医学博士で元国立がんセンター(現・国立がん研究センター)疫学部長。
玄米食の普及を目指す「メディカルライス協会」を立ち上げた。
と、
■飯沼一元
株式会社ライステック(米の機能性食品の開発、製造、販売)代表取締役社長(工学博士)
による論文が、
アメリカのオンライン出版の研究誌Scholarly Journal of Food and Nutritionに6月25日掲載されました。
論文の原文を全て読みました。
要約し、先生の考察まで、抜粋しますと。
2020年6月6日のコメ消費量とCOVID-19の毎日の症例発生率と死亡者数(人口100万人あたり)に関する国別データ
5つの大陸に分布する19の代表的な国のサンプルを選択。
【国別の一人当たりの米消費量とCOVID-19患者の累積数の関係】
図1:COVID-19患者数と1人あたりの米消費量の間の散布図。 Y軸; COVID-19患者数/ 100万、X軸;米消費/人kg /年
図2:人口100万人あたりの死亡数と1人あたりの米消費量の間の散布図。 Y軸; COVID-19の死亡数/ 100万、X軸;米消費量/人kg /年。
【小麦消費とCOVID-19症例数の相関】
図3:国別の小麦消費量とCOVID-19患者数の散布図。 Y軸; COVID-19患者数/ 100万、X軸;小麦消費量/人kg /年。
考察はこのように記載されています。
コメの消費量が多い国では新型コロナ感染者が少ない。
小麦の消費量が多い国では逆に感染者が多いということです。
米と魚を中心とするアジア型の食事は、
パンと肉を中心とする西洋型の食事よりもウイルス感染に対する抵抗力が強いようです。
米食品の中でも玄米や米ぬかの摂取は健康に大きく寄与することが知られています。
これらの方法は、先進国での第2波COVID-19パンデミックの人口ベースの予防、
および開発途上国でのコロナウイルス感染の蔓延を未然に防ぐために使用できます
☝️
ここまでは、原文の要約です。
論文の原文はこちらです
先生の考察には、玄米や米ぬかの摂取について触れられていますが、
私が思うに、麦作農業が主体の国だってあるわけです。
麦の場合は、小麦ふすま、全粒粉、グラハム粉も期待できるのではないでしょうか。
オートミール(オーツ麦)も流行っているますから、興味ありますね
経済ジャーナリスト樫原弘志さんのnoteでは、「キス」をする習慣(欧米)や「マスク」をする習慣(アジア)などを加味(補正)して計算すると、よりハッキリとした相関関係が浮かび上がってくるということです。
https://note.com/kashiharahiroshi/n/nd25389035098
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