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『毎日読みたい365日の広告コピー』キャッチコピー本の定番!面白いものから感動ものまで詰まった1冊
広告コピーって、素敵ですよね。
たった数文字なのに、その先に映画1本分くらいの景色が見えたり、目の前の景色がまったく違うものに見えるようになったり。
今回は、そんな素敵な広告コピーを365日分集めた『毎日読みたい365日の広告コピー』をご紹介。
あとで触れますが、なんといっても本のデザインが綺麗。ページを開く前から心が躍る、プレゼントにもピッタリの1冊です。
キャッチコピー本としては定番の1冊!
この本、発売されたのは2017年なのですが、2021年になった今でもじわじわ売れ続けるベストセラーなのです。
いまだに本屋さんで平積み(棚に1冊だけ、ではなく、台に何冊も積まれている状態。売れ筋の証拠)されており、広告コピー関連本としては、定番と言っても良い1冊。
365日分のキャッチコピーから、一部をご紹介しておきます。
手紙を書くのにかかった時間は、
その人を想っている時間です。
――日本郵政グループ ポスター(2009)富田安則
引っ越しが少しさびしいのは、
幸せだった証拠です。
――ハウスメイト 雑誌(2009)小林麻衣子
なくても生きられるものほど、
欲しくなるのはなぜだろう。
――秋葉原電脳商店街 ポスター(2015)佐藤理人
ほかにも、ふふってなるものから感動するものまで、たくさん収録されています。あなたの心にビビッとくるコピーを探してみてほしい。
楽しみ方いろいろ!あなたの誕生日の広告コピーは?
この本が売れ続ける理由として、読むだけではない楽しみ方があると思う!
まずね、日めくりカレンダーみたいに365日分のキャッチコピーが載っているわけですが、月ごとにページの色が変わるのです。うひょう!虹みたいできれい!
さらにね、読んでいると、「あ!このコピーはあの人に伝えたいな」とか思ったりするわけです。そんなときにピッタリの仕掛けもしてあって。
相手の誕生日とか、贈りたいコピーが載っている日にしるしをつけてプレゼントできるようになってるの。カバーをめくると、こんな風になってます。
誰かのプレゼントでも、自分へのプレゼントでも。心の琴線に触れるコピーが、きっと見つかる。ぜひ、言葉に背中を押してほしいとき、癒されたいときに読んでみてほしい1冊です。
■この本が気に入った方には、こちらもオススメ
ちょっと毛色は違いますが、キャッチコピーのいろいろな「型」が紹介されています。「興味を持ってもらえる文章は、どうやったら書けるの?」という部分に、キャッチコピーの型を取り入れる、そんな勉強になる1冊。
■次はこれ読んでみて!似たテーマのおすすめ作品
・『なんだ、けっきょく最後は言葉じゃないか。』伊藤公一――有名コピーライターが教える、目的別の言葉の伝え方
・『センスは知識からはじまる』水野学――くまモンのクリエイターから学ぶ、センスを向上させる知識の身に着け方
・『デザインの骨格』山中俊治――ふだん何気なく利用している、電車の自動改札機「ピッ!」の部分を設計したデザイナーによる、デザインの授業
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